2010年5月アーカイブ

もうすでに夢の中です

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先週末、角ちゃん宅へお泊りして、色々な懐かしいヒット曲を聞いて、
作業をしていたら、そのノリが、当時ヒットしていた時以上にノリノリに
私たちを盛り上げてくれたので、次回、懐かしのヒット曲を用意しておくと
良いかもしれないという話になり、色々、平成のヒット曲を勉強する。
その中で、とても気になったのが、斉藤由貴さんの「夢の中へ」
ランベルト正積方位図法で描かれた青い地球にパンダ柄の大陸が描かれているような
セットで歌っています。
しかし、この曲、日本のみならず、海外で大ヒットであるということに気づきました。
彼氏彼女の事情というアニメによって、世界中で歌われています。
ブラジルの女性は大変素敵な歌声でした。
ルーマニアのブラショフではイベントで歌われていました。
アメリカの若い女の子たちがコスプレで歌っていました。実にこだわってます。
NHKのポップジャムのライブはスペイン語に吹き替えられていました。
そして、この曲を作曲した井上陽水のライブにはトルコ語の字幕がつけられています。
彼氏彼女の事情、それほど評価が高いアニメとは思っていませんでしたが、
この名曲を世界の名曲にした功績は高いと思います。
口内炎も完治し、週末のバーベキューパーティー、角ちゃんお泊り会を
無事終える。

それから、思ったことがある。でも、書こうか書くまいかずっと迷っていた。
でも、私にとってはとても重要なことなので、忘れないうちに、記しておこうと思う。
中学校の時の社会の授業で、班ごとに色々な外国について調べたことを
発表するというのがあって、オーストラリアを発表した班の子が、
東海岸のゴールドコーストのことを、コールドゴーストと書いていて、
見事なアナグラムでしかも、冷たい幽霊というのも意味が通じる。
素晴らしい、素晴らしいとは思っていたけれど、
10年以上経った今でも、思い出し笑いを誘発され、
その間違いの偉大さを改めて認識する。

そして、角ちゃんはよく「ありがとう」を「あろがとう」と書く。
あれはきっとわざとじゃなくて、打ち間違いだと思う。でも、その間違いをするのは、
角ちゃんでしかないわけで、他の人で「あろがとう」と書く人は、私のまわりにいない。
世界でたった一つの「あろがとう」、そのために、日夜、
色々なアイディアを練る、練り込む、日々。
後になって、歌えない歌に頭を悩ませる。

20100504sumibi^g.jpg

黄金の週間もほぼ終わり、口内に炎症ができる。
写真は、食器戸棚を父特性の箱に収納するべく、屋外で作業中、
どこからともなく焼肉の香りがして、今夜は焼肉にしようということになり、
久しぶりに炭火焼きを試みた際に、父が火を起こしているところ。
火花が花火のように飛び散るのと、青い団扇が高速でぱたぱた
するので、ただ、それを見ているだけで楽しかった。
そして、安くなっていた肉がこんなに美味しくなるものなのかと感動。

勤勉に視聴している韓国ドラマに、違う面白さが出てくる。
以前、別のドラマで見た主人公の家がまた、主人公の家として出ている。
間取りが一緒というだけでなく、インテリアもほぼ同じで、愛着が湧いてきた。家に。
そして、口うるさい母、寡黙な父、あるいは、威厳ある祖父、常になぜだか
走らなければならなくなっている主人公。
走るのがやはり、いつの時代もどこの世界でも主人公なのではないか。
ドイツでは赤い髪のローラが街中を走っていた。
キロワットのハムスターのアニメなどをこしらえていたら、
充実していたのか、それにかかりきりすぎたのか、何も書く気がしなかったのか。
ひとまず、その間に考えていたことなどをもうほとんど忘れているものの、
記憶の最後に残った残りかすを、せめて忘れないうちに記しておこうと思う。

姉の誕生日に、リクエストされたマフィンを持って行く。
予想外に大きかった型で大きなマフィンを5つ。マフィンとは、もっと小さなもので、
もう少したくさん一度に焼けるものかと思っていた。
久しぶりに会ったちーちゃんは、すっかり日本語を解する人になっていて、
スーパーに飾られていたムーミンのぬいぐるみを見て、
ヌーミンヌーミンと言っていた。
より、ねむたそうな雰囲気になるよねと姉が言う。まさに!

ちくま文庫から出てる日本文学みたいなシリーズの最終巻「正岡子規」を
買って読み進める。
このシリーズは、常に気になっていて、でも、別のところで読んだことのあるものは、
もう読まなくても良いなという気になっていて、今まで読んだことがなくて、
こういう感じで手軽に読み始めたいという人がいなかった。
私にとって、どうやら、その手軽に読み始めたかったのが、子規だったようで、
前半は主に随筆が収められていたのだけれど、
短歌とか俳句しか読んだことがなかったので、とても新鮮な気持ちで、
そして、この時代特有のゆるさ、たまらないと思う。

ぐっときた箇所は、病気で寝たきりの子規は毎日患部に巻いている包帯を
取り替えてもらっていて、それがまた重労働らしく、くたびれて、
再び床に就いたものの、母が今日は暖かいから掃除をしたい、掃除をするから、
別の場所へ移ってくれと言われ、這いつくばって移るというシーン。

 包帯後のくたびれにてまた枕に就く。
 今日は暖かなればこの部屋の掃除をなさんはいかん、と母問う。余同意す。
 母は座敷に寝床を設けて、余に移れ、という。
 距離わずかに一間ばかりなれど千里を行くの思いして、容易には思い立たれず。
 ・・・・・敷居の難所を越えて、一間の道中つつがなく、座敷の寝床に着く。

「千里を行くの思い」と、「敷居の難所」、「つつがなく」の箇所でニヤニヤしてしまう。
そんな風にニヤニヤしながら、ふと発見したフランス人冴えない青年の歌
結構、久しぶりにしっくり来た。甘くないマスクがちょうど良い。
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あいこぱ。フランス文学研究から大いなる逃亡後、あっちへふらふらこっちへふらふら。趣味は読書と映画鑑賞。 写真も撮ります。最近はジョギングも始めました。二十代後半にして、内なるアウトドア志向に転換。2009年無二の知己「角ちゃん」とKWネットワーク始動。 月刊川にて大好評更新中。連絡はmail:aikopa@gmail.comまでお願いいたします。

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