長々と正岡子規を読んだ後、私は、ジョルジュ・ペレックの「煙滅」を
読み始めた。
原語ではe抜きで書かれ、日本語版では、い段抜きで書かれている。
失踪した男と失踪した「文字」のミステリー。
ちょっと分厚くて、値も張ったので迷ったけれど、
買わないと損すると思い、まだ寒い2月頃に新宿のブックファーストで
買った本だ。
読み始めて、主人公の幻覚がカサーレスの小説の場面に似ている
という部分で、私は、途中まで読んで、知っている、これは知っている、
何か読んだことがある、でも、カサーレス?はて?
あ、アルフォイ、ビオイ、カサーレス。と記憶の底から呪文のように
湧き上がってくる名前。
でも、タイトルが思い出せない。
独身者の機械みたいな、そんな・・・と思いながら、
アマゾンで調べるとあった。「モレルの発明」である。
私の本棚で世界が一つになる、ボルヘス、ボルヘスと
夢うつつの中で唱えていた時代を懐かしく思う。
そして、ウィキクオートの「ロシアの諺」が面白い。
「H」の項目に、
哀れなマカールに松ぼっくりがみんな落ちてくる
という諺があり、にやにやしてしまう。
マカールに松ぼっくり。図として、これがロシア的なんだろうか。
読み始めた。
原語ではe抜きで書かれ、日本語版では、い段抜きで書かれている。
失踪した男と失踪した「文字」のミステリー。
ちょっと分厚くて、値も張ったので迷ったけれど、
買わないと損すると思い、まだ寒い2月頃に新宿のブックファーストで
買った本だ。
読み始めて、主人公の幻覚がカサーレスの小説の場面に似ている
という部分で、私は、途中まで読んで、知っている、これは知っている、
何か読んだことがある、でも、カサーレス?はて?
あ、アルフォイ、ビオイ、カサーレス。と記憶の底から呪文のように
湧き上がってくる名前。
でも、タイトルが思い出せない。
独身者の機械みたいな、そんな・・・と思いながら、
アマゾンで調べるとあった。「モレルの発明」である。
私の本棚で世界が一つになる、ボルヘス、ボルヘスと
夢うつつの中で唱えていた時代を懐かしく思う。
そして、ウィキクオートの「ロシアの諺」が面白い。
「H」の項目に、
哀れなマカールに松ぼっくりがみんな落ちてくる
という諺があり、にやにやしてしまう。
マカールに松ぼっくり。図として、これがロシア的なんだろうか。
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