それでも、私は忘れないうちに、記しておかなければならないと思うものの、
何を記録したいかと自問自答しても、それは今ではないという気持ちが
あったのか何も書けずにいた。
そして、何も書かずにいる状態に身を任せなければならない立場でも
あったのだと思う。
地震の前後のことをひとまず記す。
地震前は、筒井武文祭りだった。厳密には祭りと題されたものではないけれど、
私の中でコトンと来たものがあったらしく、ほぼ祭りだった。
アテネフランセの文化センターに足繁く通い、さほど面白い展開を見せる
わけでもないトークショーを聞いて、腹を空かせて帰ってくるという日々だった。
ホームページに記されていた作品解説の文章に惹きつけられ、
実際の映画もまた、その文章同様に圧倒させる情熱が湧き出ていて、
これが「映画史を逆側へと突き抜ける」ということなのか。と納得したのだった。
地震後、日も経たぬうちに大阪行きが決まり、
大阪へ行ってきた。合間を縫って、憧れの古墳を見に行き、
古墳は地上から見ると、丘くらいでしかないのだということを
気づいたあたりで、古墳めぐりを中断。大阪万博記念公園へと北上する。
闇雲に太陽の塔を目指し、小踊りする気持ちを抑えつつ、
私がiPhoneへ収めた写真群。
最後のお土産屋さんの前にあった、
「ぼくは売り切れました。」「ぼくも。」
「僕達はいっぱい売ってます。」という立て看板にキュンと来る。
確かにお店には小さな太陽の塔がいっぱい売られていた。
何を記録したいかと自問自答しても、それは今ではないという気持ちが
あったのか何も書けずにいた。
そして、何も書かずにいる状態に身を任せなければならない立場でも
あったのだと思う。
地震の前後のことをひとまず記す。
地震前は、筒井武文祭りだった。厳密には祭りと題されたものではないけれど、
私の中でコトンと来たものがあったらしく、ほぼ祭りだった。
アテネフランセの文化センターに足繁く通い、さほど面白い展開を見せる
わけでもないトークショーを聞いて、腹を空かせて帰ってくるという日々だった。
ホームページに記されていた作品解説の文章に惹きつけられ、
実際の映画もまた、その文章同様に圧倒させる情熱が湧き出ていて、
これが「映画史を逆側へと突き抜ける」ということなのか。と納得したのだった。
地震後、日も経たぬうちに大阪行きが決まり、
大阪へ行ってきた。合間を縫って、憧れの古墳を見に行き、
古墳は地上から見ると、丘くらいでしかないのだということを
気づいたあたりで、古墳めぐりを中断。大阪万博記念公園へと北上する。
闇雲に太陽の塔を目指し、小踊りする気持ちを抑えつつ、
私がiPhoneへ収めた写真群。
最後のお土産屋さんの前にあった、
「ぼくは売り切れました。」「ぼくも。」
「僕達はいっぱい売ってます。」という立て看板にキュンと来る。
確かにお店には小さな太陽の塔がいっぱい売られていた。
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