モノクロの動画に目覚め、モノクロで撮る日々。
その中に、今まで生きてきた軌跡のように、残存する色への渇望。
そうなんだろうと思ったのは、一枚だけ撮ってあった、
青い歩道橋とヒマワリの写真。
モノクロがぽっと湧いて出てきたアイディアというわけだったのだが、
撮り始めて、いや、色がなくなることで、何てことのない光や動きを、
些細なものへと馳せる思いを捉え、むしろ、もっと強く、
自分と対峙する瞬間に迫られているように思う。
だからこそ、底知れない魅力があるのではないか。
けれども、忘れられない色の世界にはまた、鮮やかさがあり、
私は見えている、私は感じているという生への無条件の肯定を感じる。
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