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ヴァリアシオンとしてのゴキブリ・ジャズ

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膨大なウインクに埋もれて
顔を忘れてきた私は
ただ人をほめる機械となりさがっている
条件反射でなく
思っていることと相違なく 発せられた声を
私は認められずにいる
月夜も届かない 階段の踊り場で
カサカサと駆けずり回る
黒い小さなゴキブリと
何の違いがあるのだろう
ぽっと歌いだして ジャズ
かけのぼる フレーズ
魂がぶわっと煙を吹く

: : : : : : : : :
夜の階段の踊り場でゴキブリと遭遇して、
ドキドキしたので、歌を作り、
その歌のヴァリアシオンとしての詩。
写真は新江ノ島水族館のアナゴの水槽。

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あいこぱ。フランス文学研究から大いなる逃亡後、あっちへふらふらこっちへふらふら。愛読書はブランショ、百閒、ヴォネガット。写真、 コラージュもやります。連絡はmail:aikopa@gmail.comまでお願いいたします。

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このページは、aikopaが2012年9月20日 21:25に書いたブログ記事です。

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