思っていることをまとめて、話そうとするも、まとまらず、
ふがふがと、もごもごと心の中に残っていて、それはやはり、私の中で起こっている、
重要なことに違いないので、忘れないうちに記しておく。
火曜にスポーツクラブへ行き、数日サボってしまったので、爽やかに走る。
サウナで尻餅をつき、体の右半分の節々にあざをこしらえる。
尻が痛いと思いながら、本屋へ行き、やはり、本を読まなくては、
バランス良く読むことが大事なのだ、でも、どの本を読みたいか、うんうんうんと悩み、
最近読んでいない類の本を探す。
で、手に取ったのがジャック・デリダの『絵葉書Ⅰ』。
3センチほどある厚み、重み、本としての存在感、
冒頭はこんな言葉で始まる。
「そう、君の言うとおりだった、私たちは、これ以降、今日、今、
一瞬ごとに、絵葉書上のこの点において、私たちが互いに言い、行い、
書き送ったことの、「引き取り手のない」〔納品を拒否された〕、
ちっぽけな残滓にすぎない。」
そして、ぱらぱらとめくったページにこんな言葉が書いてあった。
「もう思い出せない、だが、私が間違っていた。
結局のところ―君のために、君に対して―私が自分に与えなかったものは、
もともと私には委ねられていなかったのだ、という考えは。」
この本を、こんな風に、読みたい部分だけ、読んでいって、閉じる、
読んで閉じる、その繰り返しで、最終的に、もう一つの絵葉書Ⅰが私の中で
再構成されるとしたら、素敵なんじゃないか。
おそらく、そういう読み方はしないだろうと思ったけれど、
いつかはするかもしれないし、その素敵であるという雰囲気に吸い寄せられて、
4000円の本を思い切って買う。
いつ、文が終わるのか、文が終わってからも、何か分からなさが残る、
読んでいるだけで眠くなる、読んでいながらにして、読んでいない、
でも、徐々に蓄積していく物語の残滓が、きっと美しいものに違いない。
そう思ったのだった。
ふがふがと、もごもごと心の中に残っていて、それはやはり、私の中で起こっている、
重要なことに違いないので、忘れないうちに記しておく。
火曜にスポーツクラブへ行き、数日サボってしまったので、爽やかに走る。
サウナで尻餅をつき、体の右半分の節々にあざをこしらえる。
尻が痛いと思いながら、本屋へ行き、やはり、本を読まなくては、
バランス良く読むことが大事なのだ、でも、どの本を読みたいか、うんうんうんと悩み、
最近読んでいない類の本を探す。
で、手に取ったのがジャック・デリダの『絵葉書Ⅰ』。
3センチほどある厚み、重み、本としての存在感、
冒頭はこんな言葉で始まる。
「そう、君の言うとおりだった、私たちは、これ以降、今日、今、
一瞬ごとに、絵葉書上のこの点において、私たちが互いに言い、行い、
書き送ったことの、「引き取り手のない」〔納品を拒否された〕、
ちっぽけな残滓にすぎない。」
そして、ぱらぱらとめくったページにこんな言葉が書いてあった。
「もう思い出せない、だが、私が間違っていた。
結局のところ―君のために、君に対して―私が自分に与えなかったものは、
もともと私には委ねられていなかったのだ、という考えは。」
この本を、こんな風に、読みたい部分だけ、読んでいって、閉じる、
読んで閉じる、その繰り返しで、最終的に、もう一つの絵葉書Ⅰが私の中で
再構成されるとしたら、素敵なんじゃないか。
おそらく、そういう読み方はしないだろうと思ったけれど、
いつかはするかもしれないし、その素敵であるという雰囲気に吸い寄せられて、
4000円の本を思い切って買う。
いつ、文が終わるのか、文が終わってからも、何か分からなさが残る、
読んでいるだけで眠くなる、読んでいながらにして、読んでいない、
でも、徐々に蓄積していく物語の残滓が、きっと美しいものに違いない。
そう思ったのだった。
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