October 29, 2005

すべてがえふえふになりつつある。

こうしてネットに繋げない状況が続いているのだが、
まとめてトピックス。
東京国際映画祭に行った。落第。チリの映画。
スキージャンプペア。
毎週のように海浜幕張に足を運び、海を眺める日々。
浜辺で本を読んでいたら、いつの間にか日が暮れて、
ぴゅーぴゅー寒かった。
でも、海はどことなく自分との対話を誘発する。
ロッテが優勝したのは、別にファンですらない私でさえ、
その土地に何度か足を運んだだけで、微笑ましく感じられた。
アテネフランセの帰りに東京駅まで歩く。
神保町で古本屋に行ったら、どうしてもブランショの文学空間が、
新品で欲しくなってしまい、オアゾにある丸善まで行くことにしたのだった。
神保町から地下鉄で一駅が大手町で、大手町から東京も近いし、
歩けなくはないと思ったのだった。
歩けなくはないが、少し遠かった。息がはずむ。
神保町の古本屋でゲョエテ全集というのがあり、笑う。
ゲョエテって頑張って発音して、翌日おねいちゃんを吹き出させる。
それから、アテネフランセの先生が分からないの渦に入る。先生だけ。
けれど、おそらく分からない渦に入っても、自分が納得するまで考えて、
途中で流すということをしないのが、皆に好かれる由縁かもしれないが、
みんな、大丈夫か?と少なからず、思ったに違いない。
私たち、生徒はいくら先生が分からなくなっても、付いていかなければ
ならない時もあるのだろう。
そして、眠れない夜はモロッコに想いを馳せている。

投稿者 aikopa : 7:13 PM

October 10, 2005

石の話を聞く。語りかけてくる石。

ishi3.jpg

久しぶりにネットに繋ぐ。これまでのトピックス。
横浜トリエンナーレに行ってきた。でも、会場を間違えて、1時間以上歩く。
海浜幕張に行って、ミラベルという黄すもものワインをカルフールで買う。
ミラベル、ミラベル、と喜んでいたのに、いつの間にかマリベル、マリベルに
なっていた。複雑なアナグラム。
海を見る。浜辺を歩く。砂が、波が、貝殻が。
アラン・ロブ=グリエの『反復』の場面がフラッシュバックするような感覚。
本ばかりを読んでいた。池澤夏樹の『スティル・ライフ』をとうとう読む。
まるでプラネタリウムのような文体。理系的なモチーフで、ファンタジーを織りなす。
三島由紀夫『命売ります』も読んだ。初の三島由紀夫。
私の中の三島由紀夫デビュー。何だろう。ライトなのだ。思ったよりも。
だから、スイスイ読んでしまった。
石を買った。人はミクロの物から、マクロの世界を想像できるのではないか
と思っているのだった。そういう話を書く。話しているうちに、石、ひとつひとつが
何の役に立つのかわからない石が語りかける情景を目の当たりにしたのだった。

投稿者 aikopa : 5:01 PM
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