October 10, 2005

石の話を聞く。語りかけてくる石。

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久しぶりにネットに繋ぐ。これまでのトピックス。
横浜トリエンナーレに行ってきた。でも、会場を間違えて、1時間以上歩く。
海浜幕張に行って、ミラベルという黄すもものワインをカルフールで買う。
ミラベル、ミラベル、と喜んでいたのに、いつの間にかマリベル、マリベルに
なっていた。複雑なアナグラム。
海を見る。浜辺を歩く。砂が、波が、貝殻が。
アラン・ロブ=グリエの『反復』の場面がフラッシュバックするような感覚。
本ばかりを読んでいた。池澤夏樹の『スティル・ライフ』をとうとう読む。
まるでプラネタリウムのような文体。理系的なモチーフで、ファンタジーを織りなす。
三島由紀夫『命売ります』も読んだ。初の三島由紀夫。
私の中の三島由紀夫デビュー。何だろう。ライトなのだ。思ったよりも。
だから、スイスイ読んでしまった。
石を買った。人はミクロの物から、マクロの世界を想像できるのではないか
と思っているのだった。そういう話を書く。話しているうちに、石、ひとつひとつが
何の役に立つのかわからない石が語りかける情景を目の当たりにしたのだった。

投稿者 aikopa : October 10, 2005 5:01 PM