October 31, 2006

内なるトナカイの群れ

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またバッグを作った。
ナミナミがついたバッグ。裏地はトナカイの群れ。
布を縫い合わせてから、やはり布の表と裏が違うんじゃないか
ということに気づいた。気持ち良い方が表だろうと思ったのが
そもそも間違いだった。ゴミがつく。糸がつく。
そして、気持ち良い肌触りの布。それはいつも分厚いのだった。
分厚くて、針が折れた。ぽきん。がーん。
表袋をナミナミにすることに憧れたのだが、中袋とくっつける時に
布が余って、ミシンの針がなかなか通らない。おい、しっかり。
結局、最後に手縫いで強引に縫い合わせた。
分厚い布はマチ針が通らなかったので、しつけ縫いもしないで、
底をくっつけた。できた。できるじゃないか。

投稿者 aikopa : 9:54 PM

October 30, 2006

携帯は新しくなった

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携帯は新しくなったけれど、何かが違う。
キーが硬いのか、キーの配置されている範囲が広いのか、
指の付け根が何となく痛い。
あと、「(そのフォルダには)ファイルがありません」って時に
表示される丸顔のキャラクターに何だかむかつく。
何のアクションをした後か忘れたけれど、うさぎの顔が
ぽかん???としてるのも何だかむかついた。
色々便利になったはずなのに、何なんだろう。これは。
お決まりのように、ラジオは何も聞こえなかった。
ただ、ざざーという波の音。ざぱーん。

で、今日は一日中、着信音を作っていた。せっせ。せっせ。
あと、夜になってから、次のバッグの型紙を作って、布を切る。
気づいたら、裏と表を間違えていて、おりょ?となった。

写真は、自転車の影が地面に映ったところ。

投稿者 aikopa : 11:51 PM

October 26, 2006

ダムの向こう側でクマが世界史の補習を受ける

バッグのことばかり、うつつを抜かしていたら、
クムタの話をほったらかしにし、トリュフ太郎も滞って、
やっぱり私は書かないと駄目なんだなぁと思った。
バッグやパンも確かに、良い。書くことと平行して、
そういうのもやるのも本当に良い。書くこと自体を滑らかにする。
とは思うんだけど、書かないと結局は全部、むだあるいはダム
になって、すべてをせき止めてしまうのだろうと思った。
そうすると私は途端に眠くなる。
眠って眠って、何も考えられなくなって、
記憶もあやふやでふにゃふにゃになって、わかるのだ。
と思う。
何がわかるのか。何も。
何もわかってないけれど、おそらく私の進むべき道の方にうまく、
私のふとんを進めてくれるのじゃないか。気が付くとプラハ。

そんな風で、今朝は眠く、ねむいねむいと首をかしげていた。
そしたら、朝のニュースの前後がミックスされた。

クマ、世界史の補習に出席。
彼を知る生徒は――
「とても真面目で、重要なとことか教科書にポストイット貼って、
マメな生徒だったと思います。」

というのを考えた。
ポストイットをぺりぺり貼る姿は、実に愛らしいと思う。

投稿者 aikopa : 8:38 PM

October 24, 2006

これが世界ふもふもバッグ計画の全貌である。

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できた。ちゃかちゃか縫った。
下の糸がたくさん増える事件、勃発。
あとで気づいたけれど、あれはたぶんリバースのまま、前に進もうとすると、
増える。ふえるわかめ。
あと、持ち手。片側だけ切れ端の方をくっつけてしまい、
長さの違う持ち手ができてから、
ちがうふふぁっはっはとなった。笑ってる場合じゃない。
めでたく完成はしたけれど、反省すべき点がある。
というか避けようもない問題。
フリースで大いにふもふもだが、裏地がごわついて、
今にも溢れんばかりだ。
接着芯を選択ミスしたせいか、携帯をポケットに入れたら、
へにゃっと折れた。物を入れると底がハンモックのようになる。
ままこに大きめに作らないと物入らないわよという忠告を受け、
念には念を入れたら、何だかやけに大きなバッグになった。

でも、やはり感動の有頂天は、最後に中袋の返し口から、
むぐむぐと表袋が生まれてくる瞬間だった。
ありゃ〜、たまらない。

投稿者 aikopa : 11:34 PM

October 22, 2006

昨日はやはりセーだった。

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京葉線に乗り換えたあたりで、異様な込み具合にくらくらし、
もしや今日はセーになるんじゃないかと思った。
そう思ったら、だんだんセーに行きたくなっていたように思う。
待ち合わせの場所でベンチに座っていたら、遠くでおねいちゃんが
キョロキョロしてる。手を振ったら、こっちに向かってきたけれど、
携帯を確認してたせいか、隣に座っている人の方へ向かっていった。
1メートルくらいまで近づいてぱっと顔をあげると、あれ?あいこじゃない。
って顔でこっちに来た。
おねいちゃん、そっちじゃないと思っていたのは内緒だ。

写真は、みんなが海藻風カップに乗り込んでいるところ。

投稿者 aikopa : 1:15 PM

October 20, 2006

トリュフ太郎。そして、うすっぺらな靴下。

アモーレス・ペロスを見た。
メキシコ。ペロってたぶん犬。
ガエル・ガルシア・ベルナルが出てる。
バカみたいに、にぱっと笑っていた。
途中まで天国の入り口、終わりの楽園?
そんなタイトルの映画だと勘違いしていたので、
ん?旅には出ないのか?ん?いつ出るんだ?と
思いながら、死にゆく犬、犬、犬を見ていた。
3つの話が交差点で交錯していくのだけれど、
どれも情熱的な部分が排除されて、けもの的で、
でもどこかで人間に戻りそうになっている。
何も解決しない、でも生きている。
ずっとそんな感じだった。
見終わった後に、アモーレス・タロスっていうパロディを
書きたくなった。誰も死なないし、犬ばかりがむぐむぐ出てきて、
そのうちに色んなことを忘れてしまう話。

クムタの話は遅々として書いている。けれど、何を思ったのか、
木曜に友人と喋っているうちに出てきたアイディアをもとに、
ヌーボーロマン風の小説『トリュフ太郎』を書き始めた。
超自信満々でおねいちゃんにメールしたのに、朝起きて、
見てみると、そうでもない。ということに気づいた。がくーん。
でも、たぶんこれも書くことには意味があると思う。
私が何十回とおねいちゃんに語った話が筋になっていて、
私はとても、確か、懐かしい気持ちになったのだと思う。

そして、明日はランドに行く。
ランドに行くからにはとおやつを買った。
コニャック入りのチョコレート。
中学生の時によくユリコさんが買ってたやつだ。

で、帰ってきて、布を切って、アイロンで布を貼っつけた。
はぎれとなった細長いフリースに愛着が沸き、
仲良くなった。名前はまだない。
この前買った黒いふもふもの靴下は、見事に毛がもさもさ抜けて、
凹んだ。あんなに喜んでいたのに、一回でもう底がうすっぺらだ。
うすっぺら。かなぺい。

投稿者 aikopa : 8:26 PM

October 17, 2006

フライデーにはどうやら戻りたくないらしい

くるりのMDをいただいた。
確か邦楽の女性ボーカルで良いの、知ってる?って
話をしたら、くるりが出てきた。でも男性ボーカル。
何人かは分からない。無限大のグループくるり。私の中で。
色々なことを思い出しそうになった。
カタカナ英語の混じり具合が時々恥ずかしくなる。
でも、あと3センチで共感しそうなところにいる。あともう少し。
ずっと前に借りた、ニャールズ・バークレー?
と読むんだろうか(だったら、何だか猫みたいでかわいいな)、
あのクレイジーって曲を至るところで偶然聞く。
でも、フランスのブログサイトで自分で歌ったカラオケを配信してるのが
良かった。あっちの方が何で良かったのか分からないけれど、
たぶん、ちょっと下手な感じの方がぐっとなるのかもしれない。
あのカラオケを聞いてから、妙に愛着が湧いた。

バッグを作りたい作りたいと言っていたら、色々な人に励まされ、
遅々として作ることにした。でも、布をキンカ堂に見に行ったら、
ジャングルのようで、布という布に押し寄せられて、
価値観がぐらぐらした。裏地、青い白熊のフリースにしようかと思ったよ。
そのくらい、おかしくなった。と話したら、角ちゃんにもおねいちゃんにも
そうしなよと言われた。
もうそうしなくちゃいけないような気持ちになってきた。
他力本願で裏地がいつの間にかフリース。きっとフリースは世界を救ってる。
どんなに辛くても、バッグに手を差し込めば、ふもふも。
世界の輪郭がもやけるに違いない。

友人に返信したメール。「全くその通りだと思います。」
と書いたら、何だか、くそ、くそに見えてきたぞ?と思ったけど、
そのまま返信した。

ジャーナルスタンダード。最近、行ったことないから行ってみようじゃないかと
サイトまで見てうきうきしていたら、もうすでに行ったことがあった。
ジュルナルスタンダールだと思っていた。
ドートル、ドゥトールに続き、私にとっていつまでも、行ったことのない場所で
あり続けるのかもしれない。

+ + + +
楳図かずおのサイトのインタビューで、

>楳図かずおはエルヴィス・プレスリーの「監獄ロック」の楽譜を買って、
>弾き語りの練習をしています。

というのを見たら、元気が出た。

投稿者 aikopa : 1:17 PM

October 12, 2006

かまぼこであり続けるということ

今日の帰りはそんなことを考えていた。
角ちゃんから、かまぼこをいただいたからだ。
私の携えているかまぼこが永遠の彼方。
遠くの地平線をさ迷う魚、その魚とその他多くの魚と
一体になり混ざり合い、どこかでおいしくなる。
おいしくなるのに理由はない。
意志なき国境団である、あり続けることが
正しいアラビアンナイト風への道しるべとなる。
なるはずなのだ。だっは。
ゴミの分別を含むリサイクルに至るまで、
地球規模のやさしさが私のえんぴつにも宿っている。
それを知ったのは昨日だった。
昨日のまた昨日もそのまた昨日も、
私はこのことに気づいてきたように思う。
ピンク忍者がもごもごと囁いた。
何を言ってるのか聞こえなかったが、
どうやら匂いを嗅いでいるらしかった。
ぱうぱうほ。ぱう?ぱおぱおぱ?
地球を反対回りしてやってきたピンク忍者の声が
寝る前にかすかに届いた。
もうそこにはいない。
いないかまぼこが夜空にでーんと焼き上がる。
ちょっといい匂いが町中に充満した。

+ + + +
本当は考えていたことについて、
書こうと思っていたのだけれど、
いつの間にか詩になってしまった。
今日、友人とカフェテリアで勉強している時に、
宿題が意外に難しかったので、
あ〜こういう時に先生が手品みたいにぼわっと
出てくると良いのにと話していたら、
帰りにぼわっと前方を歩いていた。
ちょっと盛り上がった。

投稿者 aikopa : 8:33 PM

October 9, 2006

エムオ!レオハル!青白く光る室外機!

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昨日から今日にかけて、こんなことを考えていた。

エムオ
レオハル
ジョディコ
トムヒコ
カティエ
ジョンイチロウ
トムユキ
トムキチ

外国人風の日本人の名前を想像してみた。

朝、テレビに映るアベさんを見ていたら、寝ぼけていたのか、
「腹話術師の持ってる人形みたい」と思ってから、
もう人形にしか見えなくなってしまった。

写真は以前アンティークの店で買ったクジャクの小物入れの
隙間から窓の外を見たところ。
風邪が悪くなって、鼻がぴろぴろになり、
お粥、お粥がぼーっと光っていたのを、
醤油をたらしたおかかでいただいた。
寝て、ある程度元気になったので、クムタの話のつづきを久しぶりに書いた。
朝起きたら、ぱぱことままこが買ってきたクーラーの室外機が、
庭にぽんと置いてあった。緑の草の中で、青白く光っていて、
何だか夢のようだった。名前は霧が峰。確かそんな名前。
イオセリアーニの映画を見て、至るところを掃除した。

投稿者 aikopa : 5:55 PM

October 7, 2006

頭がふいふい動かされている

ねむいねむいと思っていたら、風邪だった。
寝たり起きたり、鼻をかんだり、気づいたら、鼻の下がカピカピだ。
そんな中、アテネの先生が紹介してくれた、黒人ラッパーが自分の
住んでいる田舎町について歌ったmp3を探しに行った。
人気急上昇らしい。ビデオクリップを見たら、ラッパーの人が
ヨウヨウと手をふいふい動かしているのを、羊が見て、
その手の動きに合わせて、羊の顔もふいふい動いていく。
ひぃ〜んとなった。
ラッパーの人がヨウヨウと羊に近づいて歌っていくと、
びくっ、もそもそと逃げていく羊たち。そう速くは動けない。
結局、そんなとこばかり見ていた。
それから、動画をアップしている何て言うのか知らないけれど、
ブログみたいなところで、色々な動画をだらだらと見た。
ハムスターがくるくる回ってたかと思うと、ぴょっと放り出される動画とか、
電車の中で眠っている友人の口に切符を持って行って起こすという
いたずらを記録した動画(これは何故かシリーズものになっていた)、
QRコードはアドレスを打ち込まなくて良いんだぜ、すげぇって言う
フランス人男性二人の会話を収録した動画。それから、英語の字幕まで
付いたアルゴリズム行進〜忍者の皆さんといっしょ〜、
バス男のダンスシーンだけ切り取ったやつ(でも、ダンスシーンだけじゃ
ダメだ、それまでの主人公の気持ち悪さ、あの汗だくで練習してる姿を
見てないと・・・)とか、見た。
光らないとやはり、遅い。光らないとダメなんじゃないかと思う日々。

+ + + +
その後も私はパンの発酵を待ちながら、果てしない時間を彷徨った。
彷徨った挙句、見つけた美しいマリオの世界、きっとマリオは世界平和の
ハーモニーのこだま。ひかりよりものろいけれど、着実に世界は陽気になっている。
そして、マイケル・ジャクソンのスリラー?に合わせて、首を振る猫たち
途中で一匹ずれるやつがいる。その後の鬼気迫る猫の絶叫はよく分からない。

投稿者 aikopa : 1:02 PM
Old Topics
October 3, 2006 4:37 PM そしてセーに至る