April 30, 2007

再評価されるリス、ユリコさんが黒い時代

今日は、やはり、ごちゃごちゃなままの部屋で、ものを整理していた。
もう聞かなくなったCDを整理する。発掘されたシルマリルス。
確か高校生の時に、一曲目のイントロに心打たれて購入したものの、
やはり、フレンチロックは、なじめないなぁと思い、数年に一度の割合で、
イントロだけを聞いていた。
でも、今日になって、聞いてみて、他の曲が意外に良い。
十年の時を経て、良さが分かる。今まで捨てられなかった理由が、
本当に分からずにいたが、きっとこのCDは今日の日のために、
色々な場所でねむりつづけていたのだと思った。
アシモのような足取りでやってくる。そんな愛着。

今朝、服を整理していた際に見つけた服を着てみた。
小学校の卒業式で着た、なんだかピアノの発表会風のワンピース。
着れた。着れたと言って、見せて回ったり、姉にメールを送ったら、
すげーと言われた。小学校のときと体形が変わってないのか?と
姉は驚いていたが、いや、でもほら、スカートの丈は短くなっているような
気もしたので、少なくとも足あるいは胴が伸びていると思った。
その後も、おねいちゃんのドバイ土産のスカーフを頭に巻きつけたり、
腰に巻いたり、ラクダの操り人形で遊びながら、片付けをする。

あと、中学のときの修学旅行の写真が出てきて、
黒く日焼けをしたユリコさんが、ピースをしていた。
あの頃は仲間うちで、ユリコさんに、北京原人みたいだとか、なんとか
すごく失礼なことを言っていたが、今見てみても、
なんだかタヒチの女性みたいで、いや、本当にゴーギャンの絵に
出てきそうな、そんな風貌をしていたと思う。
でも、今のユリコさんは、ずっとずっと白い。

投稿者 aikopa : 8:30 PM

April 29, 2007

はにわに歓迎される

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今日はマシコに行った。また。
ままことぱぱこと離れてひとりで、ぶらぶらする。
日差しが眩しくて、前がよく見えない。
外国人の陶芸家の人が、オハイオゴザイマスと挨拶してくれたのだが、
オハイオおはようオハイオおはようと、もごもご考えていたら、
はぁとしか答えられなかった。
何も考えずに、わたしもオハイオゴザイマスと言えば良かったのだ。

そして、ぶらぶらとテントを渡り歩いた挙句、小皿をいくつか買う。
UFOからガンダムが出てくるのと、巨大な鳥とガンダムが戦っているのと、
あと、テレビ人間と遭遇する、わんこ。金色のスカーフ巻いて。
金色の絵の具がきらきらと光って、なんだか太陽の眩しさとともに、
わたしをくらくらさせたのだろうと思う。
ちいさなはにわたちにおおいに歓迎される。

家に帰り、部屋を大移動。
ものが行方不明になる予感。

投稿者 aikopa : 8:49 PM

April 27, 2007

ゆらゆらと忘れやすさについて考える

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昨日、かほりさんに、忘れるのが早くて、そこが羨ましいと言われた。
ここ数年でかなり忘れっぽい人になっている。
で、どうしたら、そうなるのか、と考えると、やはり、すべてのことに対して、
あまり気にしてないのだと思う。それ以前がちょっと気にしすぎていたというのもある。
忘れるためには、やはり、酒を飲んで酔っ払うことだと思ったりもしたが、
それじゃあ、なんだかただの酔っ払いだと思って、いや、そうじゃないはずだと
思ったけれど、運動するとか、寝るとか、食べるとか、
なんだか普通のことになってしまい、いや、そうじゃなくて、
忘れるからには、やはり、かなりの弊害があるのだ。ということも、
言っておくべきだったと思ったのだった。
何度も人に同じことを聞くのは、やはり失礼だと思うし、
同窓会や、久しぶりに会った友人たちと、懐かしい話で盛り上がることができない。
これは、かなり、きっと、もしかしたら、痛手だ。
懐かしいというより、はて、そうでしたか。となっている自分がいる。
全然、懐かしくない。

最近は、えーと、角ちゃんに島に行きたい、と言ったものの、
屋久島と小笠原諸島と混同し、何十キロ間違えているの?みたいなことを
言われた。がびょーん。

投稿者 aikopa : 8:23 PM

April 24, 2007

忘却の彼方で石臼になる

ゴールデンウィークにおねいちゃんが帰ってくるので、部屋を
移動することになった。ということは、おねいちゃんは知っているだろうか。
朝、パジャマの上半分を着替えたところで、下が薄いももいろのパジャマで、
上が白いふもふものフリース、こ、これは、なんだ、
むーむな感じの人になってしまった!と思い、写真をおねいちゃんの携帯に送る。
それで、まぁ、部屋の片付けをしているのだが、フィギュアスケートのビデオがある。
ぼこぼこ出てくる。で、一つ一つの大会の結果を見て、それをメモして、貼り付けようと
思い、調べているうちに、いろいろなディティールが蘇ってきた。
ロバチェワさんの名前をすっかり忘れていて、ロバチェワ/アベルブフって誰だっけ?
って思ったけれど、いくつかの大会の結果を見ていたら、あ、あ、あ、と
2002年の世界フィギュアで逆転優勝した時、走っていってアベルブフに抱きつく
ロバチェワさんを思い出した。それから、ジュニアのティモチェンコ、当時、かなり、
気に入っていたくせに、すっかり、忘れていた。彼は小林一茶が好きだと
言っていたが、ロミオとジュリエットの音楽に合わせて、
石臼のような動きをしていた。
あと、ドロビアツコ/バナガス組。バナガスさんの「おはようございました」は、
つい最近、思い出したばかりだった。そうか、彼はバナガスだったか。
なんだろう。よくよく思い返してみると、上位の選手ばかりが記憶に残っている
というわけでもなく、表彰台に上がったり、上がらなかったりするような、
でも、とても素敵なエピソードを持っている選手のことを、
私は、ずっと応援していたように思う。
ポイキオさん、ポイキオさん、ポイキオさん。ポイキオさんの名前を見るたびに、
なぜ、こんなにうれしくなったんだろう。
結局、捨てよう捨てようと思っていたくせに、なんだか素敵だったことばかり、
思い出して、捨てるのか本当に迷ってきた。

投稿者 aikopa : 12:44 PM

April 22, 2007

もうふ、そして、もうふがもたらす夢で考えたこと

もうふを洗いに出して、別のもうふ、そうだ、このもうふは、確か、
ユリコさんが泊まりに来た時に、きもちよいというお墨付きまで頂いた、
光栄なもうふなのだが、そのガーゼシーツにくるまれたもうふの中でねむる。
わたしは、さなぎか、カルツォーネか、肉まんにでもなったかのように、
くうくうねむる。よる、あつくて、ぴょっと飛び出す。
朝、マントヒヒになった気分でそこらじゅうを駆け回る男の子の夢を見た。
きょうのおかずは、だんごむし〜って歌ってた。
あ、ケーキ食べたい。とも言ってた。
わからないが、こういう、短絡的な発言は好きだ。
本人の中では、つなげてない気持ちがあっても、なぜそれが連続する
発言の中に組み込まれたのか、その思考をたどると、何とも言えない、
心地よい、ぴゅーっと爽やかな風を吹き込んでくれる穴を、すてきな風穴を
開けてくれるような気がするのだった。

投稿者 aikopa : 8:31 AM

April 16, 2007

コップ一杯の陽気をぐでんぐでんに吸収する

丸いせんべいをどこから食べるべきか、ぐるぐる回しながら、なやむ。
角ちゃんは、そんな子供だったらしい。か、かわいい。
昨日は、お酒を飲みすぎた。ということに気づいた。
ビール一杯と日本酒がおちょこ一杯で、なぜこんなに頭が痛いんだと
思ったら、角ちゃんが残したビールももらったし、家に帰って、ままこの
残した日本酒も飲んだじゃないか。なにをわすれてる。
と思った。よっぱらったと書いたら、新たなるぺんてるから、
あぶない。アルコールは危険な健康です。
と、たどたどしい日本語で書かれた。どうやら、飲みすぎは良くないらしい。
でも、その危険な健康とやらは、非常に陽気だ。
コップ一杯の陽気を、わたしは、ぐでんぐでんに吸収した。
そうだ、ちょうど、こうや豆腐が汁をぐんぐん吸い取って、もたーんと、
でーんと、皿の上にある感じ。
今晩はそんな、こうや豆腐をほむほむと食べた。
そして、また、新たなる小説をちょっと書き始めた。なにがあって、わたしがまた、
書き出したのかわからないが、とにかく、忘れていた言葉のダンスを、
言葉のたんすの引き出しをぱたこんぱたこんと開ける、そんなダンスを、
踊り始めたように思う。

投稿者 aikopa : 8:50 PM

April 14, 2007

えーと、これはなんだかへんだとおもうラップを歌うリス

19世紀イギリスを代表する詩人ワーズワースの詩をラップにした曲
カンブリア地方の観光局のサイトで聞ける。
ただ、そのムービーがおかしい。
ラップおどりをするリスが、水仙の花畑を行ったり来たり。
なんだろう。リスとして生き返ったワーズワースが、ラップに目覚めたという感じだ。
リスが、ワーズワースに見えて仕方ない。
でも、それはどう考えても、意図されたものではないはずで、
おかしいおかしいとは思いながらも、青いトレーナーと黄色いズボンで決めたリス
(いや、そもそも、これはリスといっていいのだろうか)が、のどかな風景のあいだを
ラップに乗って、闊歩するのをただ、茫然と見てしまう。

投稿者 aikopa : 9:30 PM

April 9, 2007

雨上がりのラッコの毛並み

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今日は、何だかすごい雨が降った。たぶん、あれは雹ってやつだと思う。
ぼこぼこ降っていた。
雨上がりの公園。いろんなところが水浸し。そうしたら、なんだか夢みたいな
写真が撮れた。
それから、帰り道で白い犬が座っていた。
いつも、そこらへんに座っている。でも、今日は、雨に濡れて、
毛がなんだか、えーと、麦茶をこぼしてへにゃへにゃになった、
あのラッコのぬいぐるみと同じ毛並みをしていて、それで、
写真を撮らねばなるまいと思った。
来世でもきっと、こんな犬にまた出会う。ぱう。

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投稿者 aikopa : 6:58 PM

April 8, 2007

観覧車が素敵なハンバーグに見えてくる

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昨日は、こんな写真を撮っていた。
フジテレビの近くで、何やら催し物をやっていて、どんどこどんどこ盛り上がっていた。
その音楽に合わせて、50メートルくらい遠くの私は角ちゃんといっしょに練り歩いた。
なぜ練り歩いたかについては、今となっては全然分からないが、
音楽の中で時折、アイ・スティル・ハンバーグ!と叫んでいるような声が聞こえ、
でも、そんなことを言うはずなどなく、そう聞こえたのは、ただ私が、
未だにハンバーグなのだろうと思う。
帰ってくると、土浦は雨だった。
桜の写真を送ったぺんてるが何やら嬉しそうで、あなたの姉はさくらというのか?
と聞いてきた。どこの世界に桜しか写ってない写真のファイル名に、
自分の姉の名前をつけるのじゃ、と思ったが、
何せ、あんな素敵な池を作ってしまう人なのだから、そういう発想をするのかもしれない。
風呂に入った時に買ったばかりのイヤリングの片割れを
排水溝の旅に送り出してしまう。
おーいおいおいおい。
確か、そんな泣き方をおねいちゃんはしていた。最近のおねいちゃんは、
一味、ちがう。

投稿者 aikopa : 10:58 AM

April 4, 2007

桜だ。桜が咲いている。

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と思ったら、もう散りだしている。
昨日、角ちゃんに会ったら、スカートで、ペチコートを履くのを忘れたから、
解放感がある。と言ったら、パンツ履いてないのかと心配されたと言っていた。
確かにそうだったら、すごい開放感だろうと思う。

ぺんてるからいただいた写真がどうにもおかしい。
小さなプールのような池に、小便小僧と獅子脅し(竹でできた、かぽんって言う、
料亭とかにありそうな、でも、ちょっとどこか違う)、噴水が同居する
写真だった。しかも、それぞれが一斉に水を噴射してる。
壊れそうな橋が真ん中に架かっていて、その池をぐるりと柵で囲んでいる
あたりを見ると、丹念に一つずつ、アイテムを足して、育ててきた、
大事な池なんだろうなとは思った。

投稿者 aikopa : 1:36 PM
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