January 31, 2009

六本木、そしてカフェ・デンマークを思う

rpgi076.JPG

六本木で松本さんの展示を見に行く。
体温でくるくる回るプロペラが天井から吊り下がっているのを見た後、
閑散とした六本木をしゃっしゃっしゃーと駆け抜け、地下鉄に乗り、
水道橋にて下車。あれ?ラクーアってこんなだっけ?と
アトラクションの間を横切り、トンネルを抜けるとよく見知ったラクーアに
たどり着いた。成城石井で高級な異国のミントタブレットを購入。
隣のカフェ・デンマークに行くと、窓ガラスに貼り紙がある。
2/1より改装のため休業しますという内容。
私の思い出がつまったカフェ・デンマーク。
ここでよくアリクイとミッチャンの話を書いたように思う。
いつも適度に空いていて、好きだった。窓の遠くでバンジージャンプ
(あれは正確には何というんだろう。ワイヤーをつけて、3メートルくらい
ジャンプするやつ)が見えたりして、・・・。
そんな思いに浸っていたら、異国の女性がムーミンカフェの雑誌記事を
指差して、ここはムーミンカフェか?という意味内容のんーんーんーを
しきりに言ってきたので、ここはちがいますよ。
ムーミンカフェはあっちです。と教えてあげた。
写真は六本木のギャラリーにたどり着いた際に撮ったもの。

投稿者 aikopa : 5:23 PM

January 25, 2009

鉄人28号を見に行った

昨日、東京モノレールに乗って、天王洲銀河劇場へ
鉄人28号を見に行った。押井守が舞台化。
こりゃーひどい。としか言いようがなかった。
横山光輝の鉄人28号を忠実に舞台化して欲しいとは
思っていなかったものの、あれは鉄人28号のモチーフを使って、
立喰師列伝にちょっと人狼を加えたという感じだった。
どんなだったかを列挙してみる。
・歌を歌うのだけれど、歌詞が分からない(たぶん難解な歌詞)。よく聞き取れない。
・正太郎くんが実は女立喰師。
・正太郎くんと博士とかの掛け合いが妙にセクシー。
・爆風スランプの人がのどを痛めてる。
・捕らえられた野良犬たちが、大きな紙に印刷された写真。(←これはにやにやした)
・長いモノローグが退屈。(アニメとは違うんだ!!とつくづく思う。)
・なぜか皆、せりふを発する時に、前にずいずいと出てくる。
・鉄人28号は舞台中央にいて、ほとんど動かない。目がちょっと光ったりする。あれは圧巻。

横山光輝へのオマージュが見受けられない印象で、むしろ投げちゃった感を
大いに感じた。それでも頑張っている役者さんや、裏方さんがいて、
そこはすごいなと思う。

投稿者 aikopa : 8:08 PM

January 23, 2009

小さくも大きくもない。等幅のモロッコ。ペイパーウェイトで遊ぶ。

pt070.JPG

約4年の歳月を経て、再びモロッコの小説を書き始める。
書き始めるまで、あの時書こうとしたものを今なら
書けるのじゃないかと思っていた。
でもちょっと違う。今書き出したのは、やはり今だからこそ
書けるもので、一貫して貫かれた、文体が再び見出されたと
いう感じだった。
等身大という言葉を使うのはどうかとよく思うものの、
これは等身大だと思う。小さくも大きくもない。等幅。
年末にいただいたペイパーウェイトをここぞとばかり
使って、自分の字が直角に曲がって、別の方角に
反対に反対に連なっていくのはとても素敵だと思い、
写真を撮ってみた。

投稿者 aikopa : 8:06 PM

January 19, 2009

ねむくない私はフランス語を解く、そしてヨギリヨ〜、強大な忘却引力

気づかないうちに、随分と長い間、私は書いていなかった。
書いていない間、私は何をしていたかと言うと、
ねむっていた。常にねむく、ねむたすぎるせいで、
睫毛から眉毛までの距離が通常の二倍近く広大に広がっていた
ように思う。
よく寝たから、口内炎も直った。結局、そこで無理をしないことが
ねむくならないへの道なのだと思う。
だから、今週はひとまず眠くない。
本当は真面目に仕事をしたいのだけれど、仕事がなさすぎて、
ネットニュースをこまめにチェックしている。
それにも飽きてきて、ニュージーランドとかフランスのニュースとかも
読み出した。
ニュージーランドは結構良い。面白い。ちょっと親近感。
それから、今日はセンターのフランス語を解いていた。
仕事の合間にフランス語の問題を解く。結構できた。

それから、日曜は角ちゃんとワタリウム美術館に行ってきた。
2階の展示室に入った瞬間、水槽にぷかぷかと浮かぶカボチャなどの
野菜に付着する空気の泡がきらきらと輝いていた。
どこからか人が歌う声。
で、そのテレビに近づいていくと、ヨギリヨ〜コンニャモ〜アリガトウ〜
とドイツ人の女の人が日本語の歌を歌っていた。
かわいいし、素敵で、千駄ヶ谷までの帰り道、うちらもヨギリヨ〜
コンヤモ〜アリガトウ〜と歌って坂道を上って行くと、
家族と一緒にいたちっちゃな女の子も触発されて歌っていて、
何だか幸せ満開だった。

なんだけれど、モロッコの小説を書くのだと決意したことを
いかに忘れずに過ごし、どこから書き出すか。
それをちょっと考えてはみているところ。
4年前に書いたメモを掘り起こし、主人公の名前と
重要な登場人物の女の人の名前は思い出すことができた。
で、そんな名前だったんだよ〜と角ちゃんに話したら、
以前読んだ既成の小説の話をしているのかと思ったと言われた。
自分で書いたのに忘れているのかと言われる。強力な忘却引力。

投稿者 aikopa : 7:49 PM

January 7, 2009

謹賀深遠マルキューに突入

090104_1638~01.JPG

私のお正月2日目はこんな風に始まる。
お父さんがミューズリーにコロコロとしたおせんべいのようなおつまみを
入れて食べる。かなり適当。
3日くらいにおばあちゃん家に戻ろうかなと言ったら、お母さんが
「ゆっくりしていきなさいよ、げぼっ」と言う。
げぼっはげっぷの音。こわかった。それで4日の朝に帰ることになった。
お母さんが5日に来るから、お母さんのためのふとんを、
おばあちゃんといっしょに用意する。
押入れから毛布を取り出す際に、隠してあったアリクイのぬいぐるみが
見つかる。おばあちゃんは、あらっかわいいのがあるじゃないと
笑っていた。ちょっとうれしくなった。
4日に行ったバーゲンでオレンジ色のチョッキを買う。
チョッキを着ると、町の女Aのようだと角ちゃんにメールをすると、
Aはいいよ、Bじゃないからねと励まされた。がびーん。
仕事始めの帰り道で撮った銀河系のように光るらーめん屋の
写真も角ちゃんから、何だか正月でコロコロになってしまった私の腹
ではないか、素敵だと言われる。
上の写真は姉の家の冷蔵庫にて。ここぞとばかりにつけられたリボンが
クリスマスの余韻を楽しませてくれる。
今年もめでたい年になると良い。

投稿者 aikopa : 7:55 PM
Old Topics