たびもふ : MOF

ぬあ？そして、わからない空間。

今日は、箱のチョコレートを一つ取り、隣にいたお母さんも
欲しいかと思って、ぬあ？と言って、箱を差し出したら、
ノー・サンキューと言われた。
あとから、ぬあ？って言ってたことに気づいたけれど、
ぬあ？はないだろうと思った。

昨日は、ストリングラフィのライブに行き、絹糸と紙コップの織り成す、
めくるめくハーモニーを聞いてきた。トトロとか。
初めは森の中で木の間に張ってやっていたらしい。それも見たい。
で、その前に森美術館に行った。にぱぁと笑った埴輪とか、
若冲の象とか、フルクサスの品々、日本に潜伏中のビン・ラディンと
名乗る男からのビデオレター（確かそんな作品タイトルだった）とかを見た。
ビール瓶とか空けて、すっかりいい気になった感じの、
コタツに入ったひげもぞもぞの男が、片言の日本語で喋る。
ニホンハ、ぬるま湯ネ。とか言ってた。
現代アートのコーナーで、引っ張ることができる作品があったのだけれど、
引っ張ってみても、これでいいのか分からず、隣のおばさんも
つつーと引っ張りながら、私の方を見ていた。
私も、分からなかった。
こんな分からない空間は、なかなかない。いいかんじ。

かんきせん、いや、本当はなんていうんだ、これは。

写真をプリントに出した。
昨夜は新年会でぺよぺよでぱおぱおになって、それで、
写真をカシャカシャ撮っていた。薄暗い写真がたくさん撮れていた。
なぜ、人によく触られるのかという悩みについて話したら、
うーん。触る方がそういうのが好きな人なんだという
意見をもらったものの、飲んで、ぺよぺよでぱおぱおになったら、
うーん。何だか触りたい気持ち、分かるかも。と言われた。
がつーん。
たのしかった。のだろうと思うけれど、何だか記憶があやふやで、
しかも写真もあやふやな感じで、薄暗くて目が細くなって、
気が遠くなるような気持ちになって、自転車をこいだ。
バッグのボタンが、いつの間にか破損していた。
ショーッックと大げさに叫んでみたものの、またつければいいじゃないと
色んな人に言われた。裏地があるから、そうもいかない。

それで、確か、昨日は、プチロワイヤルの例文検索で人名を入れて、
色々、人物関係図を作っていた。
ポールが莫大な遺産を相続して、大金持ちで、マリーと結婚するんだけど、
確かヴィルジニーと浮気してマリーとは離婚になって、
それでえーと、誰かとまた結婚する。で、その間にもクレールとか家に送ったりして、
あ、そうだそうだ、隣人との訴訟にも勝ったっぽい。そんな人生。
他には、ピエールもすごい。すごいけど、けっこう忘れた。
ん？40歳も間近で、退屈だったんだっけ？アンニュイ、ピエール。
でも、マリーと再婚するけれども死んじゃうとか、うーん。
もっと色々あった。わすれた。大体そんな感じ。

私は順調にさまよっている

そういうフレーズを何度も角ちゃんへのメールに書きたかった。
でも、ずっと書けずにいた。
ずっとさまよえずにいた。からだった。そうだ。からだったのだ。
からになったので、さまよえた。いや、もっと厳密に言うなら、
いつ何時デモさまようことを携帯して歩くようになったのだ。
いや、そこまではまだうまくはいってない。まだまだだ。だまだまだ。
からになること。からになるためには、
やはり目的を忘れなければならない。
理由なくそこにいる。ような気がすること。それが、さまようためには
必要なのだと思った。

と、ここまで書いてみたものの、そう思ったのは、
ただバルミサコのために、本当に久しぶりに
ラクーアに行ったからだった。
ラクーアは、よくさまよったところだった。
さまよっているというのか、何もなくただそこにいる、そこで聞こえる
ごごごごごー、キャーという悲鳴。さまよっている感じがする。
なぜ、ここに来ているのか判然としない。
あの平日の穏やかなラクーアの喧騒は、
さまよっているノスタルジーがあって、人がまばらで、好きだった。

先週末に大学の友人の集まりがあって、せっかちに自分たちの
近況報告をして、それで何となく懐かしい気持ちになる。
でも、私は隣の人のことを名前で呼んだことも、愛称で呼んだこともなく、
一度も呼んだことない人の隣で、ロール巻きを食べていた。
牛乳の焼酎を飲んだ。
後味が牛乳っぽいと適当なことを言ったりした。
でも、芋の焼酎は後味がどことなく芋っぽいと思う。
それで私は、あー、内緒で小説を書いているとか、
バッグ作ったとか、そういう報告は結局できなくて、
自分の感情の淡白さをうんむうんむと呑み込んだ。
彼女たちが見ている景色の反対側をもし私が見ているのだとしたら、
やっぱり同じ感想を言うことはできないし、そもそも、初めから
反対側しか見ていなかったのなら、やはり、仕方ない。
ぺくはない。ぺいことはない。ぺくなんかない。と言い聞かせた。

すごい。分身の術だ。

朝、起きて行ったら、ままこが青いフリース来て、なっぱ、切ってた。
朝からこんなに働いてる、お母さんは珍しいと思った。
で、私はお茶を入れてたのだけれど、濃い青のフリースを着ていた。
ぱぱこが青いフリースのままこを見て、
お、また、あいこ、何始めたのかと思ったよ。と言ってた。
分身の術。方法→同系統もしくは同じ色のフリースを買う。
むぐむぐ、分身する。寝ぼけてる人に効果大。
八人兄弟とかが、レインボー分身するとか、
みんな、白のフリース着て、モーグリみたいに、
むぐむぐ、むぐむぐ、
うはぁと思った。

昨日は、おねいちゃんと会った。
で、大リーグに行った井川投手が会見の時に英語を喋ったら、
好評で地元新聞でイギーというあだ名を付けられたこと、
そのニュースを見て、イギー・ポップのことを思い出し、
そういえば、ゲームの主人公にイギー・ポップってつけたら、
その主人公の妹がイギー知子になっちゃったよねという話。
それから、浦澤直樹はＢＳマンガ夜話かなんかで、
キャラクターがものを持つときに、端っこを持ちすぎて不自然っていうのを
見て以来、浦澤直樹はＹＡＷＡＲＡ！でもＭＡＳＴＥＲキートンでもなくて、
ものの端っこを持っているのを描く人になってしまったよねという話。
をした。あと、ニコルソン・ベイカーとか、アーティストの風貌と
作品から受ける印象の関連性について。
あと、人によく手を握られたり触られるのは、なぜか。→触られやすい、
握りやすい、風貌なのではないかとおねいちゃん。私はあんまり、
手、握られないと言ってた。寝癖立ってる人って、ちょっと動物みたいな
感じに見えてるんじゃないかとか言ってたか。
ウーパールーパーみたいな寝癖を何とか、ウーパぐらいまで
直したのだが。うーむ。
おねいちゃんは、アメリカのトイザらスで暮らしてた人の話をしてくれた。
テレビでスーパーピアノレッスンの後にできたバレエのレッスン番組を
やってるかなと思って、チャンネルを回したら、タカアンドトシがカラオケしてた。

パじまという苗字、そしてドーナツを食べる

ファッションは思考だ、ファッションは思考だと思ったら、
フリースは・・・、モーグリだ（＊モーグリ：ファイナルファンタジーとか
聖剣伝説に出てくる森に住むむぐむぐした生き物。クポポーとか言う。）
と考えていたら、またゲームやりたくなってきた。
でもよくよく考えてみると、以前私が聞いたフレーズは
「ファッションは思想だ」だったと思うし、「フリースはモーグリだ」って
いうのは、何だかそのままで、そこに思考なり思想なりが入り混じる
余地があるのかどうか。

昨日はパジャマにフリースを着たおねいちゃんが夕食を作るのを
手伝った。ハンバーグこねこね。
おねいちゃんのことをパじまー、パじまーと呼んでいたように思う。
で、その前に新宿で買って来たドーナツをんまーんまーと言いながら、
食べた。
おねいちゃんとトリュフ太郎を読み返しつつ。結構忘れてる。
カメダ・チャムキチというキャラクターがフライドチキンを隠れて
食べているというのがもう分からない。
でも、たぶん、それはフライドチキンの思い出から構成されるもの
なのだと思う。

それから、気になっていて、まだ誰にも言ってないことがある。
言っても良かったけれど、きっかけがなかった。
この前、「誰にでも秘密がある」という韓国映画を見たのだけれど、
主演のイ・ビョンホンは新庄選手に似てる。でも、よくよく
見てみると違うのかもしれないけれど、どちらもよくよく見たことが
なかったので、頭の中でいっしょくたになって、何だかこっぱずかしい
気持ちのまま、見ることになった。でも、似てるんじゃないか。
新庄選手が韓国語を流暢に話し、チェ・ジウを含む
美人三姉妹アンド弟を恋の渦へと導く。みたいな話。

目の前をちらつくドーナツ、ハイターで消し去ることもできない

昨日、姉が自宅に帰ったので、隣の部屋は布団の部屋と化した。
ふとんしかない。鼻は概ね開通したような装いを示しているものの、
幾分か不安が残る。ぶ、ぶぶー、すーすー。

明け方、ねむれなくて、色々人生について考えた後、
ハイター的経済水域とか、
私の頭の中のハイターとか考えていたら、
いつの間にか朝だった。たぶんちょっと寝てた。

夜、クムタの話を読み返す。そうか。くにゅくにゅだったかと思う。
始めの方のディティールは随分と忘れている。

今朝、新聞の「改革　ドーナツ化」という見出しを見たら、
何だかおいしい気持ちになった。
あの甘い、もそ〜としたドーナツが目の前をちらつく。

あと最近は、靴下片方連続行方不明事件。
もう3足目。片方だけになって、コレクションみたいになりだした。
一刻も早く見つかって欲しい。

あけまして、らわつせ！

あけた。あけたよ。あけた。
あけたと思ったら、風邪引いた。鼻がぶーぶー言ってる。
連日のごちそうで、腹も痛い。
今年も例年通り、ユリコさんから暗号の年賀状がやってきた。
もうかれこれ10年くらいやってる。
でも、もう何で暗号なんかやり始めたのか。覚えてない。
確か初めは、ユリコさんがクイズみたいなことをやっていたような
記憶はあるものの、ここ数年は一貫して、暗号だ。
いや、ユリコさんとダチョウの合成写真もあった。
一貫して暗号の年賀状を送っていたのは、私の方か。
その最後のフレーズが、らわつせ！（よろしく！の意）だった。
なんだろう。すてきだ。たぶんすてきだろう。
で、私が書いた方のは、てそつおえおぬあ！（それでは！の意）で
締めくくられている。超、気合入りまくりの人みたいになってしまった。
「けせそてくけてくけ（イノシシの意）」が頻繁に登場するせいで、なんだか、
魔法の呪文のようだった。
てくけてくけ。けせそ、てくけてくけ。
そんな魔法で鼻が開通すると良い。