September 25, 2008

ファンタジック・イスラエルと、真剣なフーセンガムの営み

昨日、セイントクララというイスラエル映画を見た。
話は、予知能力を持ったロシア人の女の子と、
不良少年が恋をするという何てことのないストーリーなのだけれど、
イスラエルの団地やソファの捨てられた沼地、中学校の白い廊下、
終盤二人が歩く線路の長回しは素敵だった。
風景がまさにファンタジー。
ちょっとキンザザっぽくて、久しぶりに選んだ映画があたり、
たわしはうれしゅっしゅになる。

で、最近はというと、急に欲しくなって、フーセンガムを買う。
真剣にフーセンを膨らます毎日。日々のよしなしごと、つれづれなるままに
思う泡や流れ行く百対の枕、そんな思いを込めて、膨らます。
ぽんうと膨らんだフーセンがぷふっという鈍い音を立てて、
ぺしゃりと唇につき、一目散にしぼんだフーセンを回収する。
こんな真剣な私は久しぶりだと思う。

投稿者 aikopa : 8:42 PM

September 23, 2008

今日は千駄木まで歩く

bin-p.JPG

地図もなく、大体の方角と道なりに千駄木まで行く。
それから千代田線に乗って、御茶ノ水へ。
緑とピンクの花柄の角ちゃんに会う。
パンを食べ食べして、新橋へ。
角ちゃんと共に、徘徊する。
クレーンがぽつーんとあった工事現場のプラスチックの壁ごしに写真を撮ったり、
ちょうちんの吊るされた飲食店、レインハウ・ホテルの遠赤外線サウナの
赤いネオンを見たり、廃校になった小学校の公園、飲み屋の中に紛れ込んだ
神社を見に行った。

写真は、たくさん積み上げられたビールケースの中の一箱の隙間から、
見えた光景。黄色のバックに瓶に映り込んだ白いビルが素敵。
ただデジカメの電池が切れて、携帯で撮ったら指が
指が入ってしまった。ちーん。

投稿者 aikopa : 8:10 PM

September 20, 2008

「はい。もしもし。」のハットリさんについて。

会社で、わたべさんはいらっしゃいますでしょうかという電話。
そのような者はおりませんが、というと、わたなべさんはという。
わたなべさんもいない旨を伝えると、ハットリさんという。
それなら、いる。誰に電話するか忘れてしまうのは、あの
プルルルルという着信音を聞いているうちに、違うことを
考えてしまうせいではないだろうか。
で、そのハットリさんが面白い。
日本語が上手く喋れない感じの日本人だ。
考えながら、話し始めるものだから、えーとえーと、となって、
しまいには、しりつぼみみたいな指示。
で、結局間違っていたりする。
午前中は結構、寝ぼけていて、電話を取り次ぐと、
はい、もしもし。と言いたいところが、
もあい。もしもし。となっている。しかも、電話を切る間際に、
言いたいことを言おうとして、相手に先に切られ、あれ、切られたと
なったりしている。
昨日など、電話がひっきりなしに鳴っている時があって、
事務担当の女の子たちじゃ間に合わず、取ってくれようとするものの、
受話器を取る度に、他の人に先に取られていて、もうんとなっていた。

で、たわしはというと、こんなシャンソンを聞いている。
久しぶりにヌガロが聞きたくなって、ヨウtubeで動画探し。
ヌガロのもたくさんあったんだけど、こっちはこっちで良い気がする。

投稿者 aikopa : 10:12 AM

September 11, 2008

がうちなのか。角ちゃんが中庭でタワームレ。

福田さんがあなたとは違うんですと言って辞めて、
もう一週間くらい経っただろうか。
私はとても福田さんを気に入っていたように思う。
支持するかどうかは別として、常に淡々と応対する、
その物腰が好きだった。
そういう点で、福田さんがいる国会の答弁は非常に
見ていて好感が持てた。
支持率が下がった時も、ひそかにガンバレと思っていた。
あなたとは違うんですという発言によって、大多数の人から
無責任と思われ、それが何だかやはり悲しいと思ったのだった。
ただ違うということを言っただけだと私は思ったものだから、
ただ違うということを前面に押し出して、言っただけで、
何か放棄したとみなされる悲しさ。
違うを踏まえて、分かり合うということだって、できるはずなんじゃないか。
ちがうのか。がうちなのか。たわしはそんなことを考えていた。

そんなことを考えていて、ユリコさんからキルケゴールを引用された
メールをいただき、私は、色々考えたのだけれど、角ちゃんに
色々考えたのをメールして、その返信の中で
くだらなさの中庭でタワームレ。
というフレーズを目にしたら、あぁ、まさにわたしが失っていた語彙が
そこにあると思ったのだった。
今からでも遅くない。頭の中で角ちゃんがアラジンみたいな格好で、
なわとびを足首に巻きつけてくるくる回して遊ぶ遊びを、中庭で延々とやっている。
あれは何という名前だったか。

投稿者 aikopa : 9:46 PM

September 1, 2008

そうだ、わたしはがらむしゃだったのだ。

気持ちのアップダウンが激しくなり、読書量を増やす。
マイホームの床下に仙人のような男が住んでいるという
小説を読んだら、気持ちが楽になった。
あと、この人の顔
健三郎の顔を見て、健三郎の日本語みたいな発音の英語を
聞いていたら、何だかきゅーっと引き込まれて、健三郎の似顔絵を書く。

先週末は同窓会だけじゃなかったのだ。
私はたわしはとても頑張ってむがしゃらだったように思う。
むがしゃらに、映画を見る。
ただ初めて見ると思って、見ていたら、見たことのある映画だった。
初めの30分だけ、新鮮な気分でビッグフィッシュを鑑賞する。
しかも、ビッグフィッシュを選んだ時はジョニー・デップ主演だと
思い込んで借りたのだった。デップ主演なのは、たぶんネバーランド。
それから、一週間で返すイコール週末に見ておかなければならないと
いう義務感で二本立て。
君とボクの虹色の世界。淡々と過ぎていく日常がどことなく、不満げで、
でも、その不満をどこかにぶつけるってわけでもなくて、どうしてかなぁと
思っていると、捨てられそうになった鳥の絵を木の枝に掛ける。
そこで寄り添う手。その手がまさに世界を虹色に染めるのだろうと思った。

日曜は智子さんと練馬区立美術館。
白いホコラの中に穴があって、その穴から中を覗くと、
竹で作った、鳥みたいなのとか、竜巻とか、飛行船みたいなのが、
ゆらゆら揺れていて、トテトテトンと音の風に乗って、行ったり来たりする。
時折、光が変化して、暗くなったり、明るくなったりして、小さな
カリンバがテンテントロロントンと奏でられ、素敵だった。
向こう側で見ている子供たちの顔もちょっと楽しい。

投稿者 aikopa : 9:54 PM
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