たびもふ : MOF

フランスダイジェストそしてスペインへ

コペンハーゲン空港。乗り継ぎの案内が日本語で書いてある。

フランス・パリ。大進化博物館みたいな名前のところ。
大きなギャラリーに囲まれたところに、キリンとか色々な動物が行進している図。

オートリーヴ。シュヴァルさんの城。郵便配達夫だったのに、ある日、石ころにつまづいて、
この城の着想を得て、一人で建設。すごい。

ヴァンセンヌの城から撮った教会。工事中で閉まっていた。

スペイン・グラナダの素敵な落書き。

もうすでに旅が始まっている、ジャングルのリズム？

葛西臨海公園にて。西か東のなぎさ。
ここではないところから、遠くの方にディズニーの建物が見え、
それがまるでモンサンミッシェルのようだった。
もうすでに旅が始まっているような感覚で、
角ちゃんと写真を撮り、木陰でカリンバを弾き、
ノリノリで舞浜まで歩く。
でも途中で尿意を催したのもあり、ノリノリと言っても、
どこか妖しげな海苔であったに違いないと思う。
遠くはなかったが近くもなかった。
すえこさんが以前話していたジャングルの内装のレストランが
イクスピアリにあり、そこでスムージーを飲んだ。
噴水のそばの席で何だか二重に肌寒くなった。
帰りの常磐線でぐったりとなり、何度も窓ガラスに頭を打ち付けた。
ジャングルのリズム？

つつじの蜜をなめる、カレーうどんもあります

旅前にユリコさんに会う。
花見をしに根津神社に行きたいというリクエストで、向かうことになった。
根津神社はつつじで有名だということに薄々感づきつつも、軽い歩を
進めていく。桜が数本あった。ないわけではなかった。
池に亀がたくさんいた。
つつじはまだ、ちょぼちょぼしか咲いてない。人もまばらだった。
ユリコさんは亀を眺めた後、
「小さい頃、つつじの花の蜜を、なめたりしなかった？」と言う。
なめるという動詞に度肝を抜かれが、確かに小さい頃はよく
これだこれだと言って飲むというか吸うというかなめていたのだと思う。
それから、桜が見足りない私たちは、千駄木方面から谷中銀座を経由して、
山手線の外側から上野方面へと向かう。
桜のあるところには人がいて、桜のないところには人がいない。
見たことないくらい上野の丸井や上野駅が込んでいて、びっくりした。

その前日は角ちゃんと中目黒でたこ焼き売りを手伝っていた。
角ちゃんが森本レオ風に、焼酎、ワイン、ビールもあります。と言うので、
結構ノリノリになって、呼び込みをやり、夕方に喫茶店へ休憩に行く。
どこもかしこも貸切で入れず、ブックオフの隣のピンク色の壁をしたカフェに入る。
入り口の前に、カレーうどんなどと書いてあったので、かなり不安にさせられたものの、
とにかく入ろうということになり、ドアを開ける。
不安げに盛り付けられたイチゴのショートケーキが2個ディスプレイされていて、
メニューのポッキーが2本突き刺さったチョコレートパフェと悩む。
チョコレートパフェ。
実物は写真よりもおいしそうで、そして実際にもまた美味だった。感涙。
なぜカフェなのにカレーうどんを始めたのかという経緯を推測して、
その話を角ちゃんにしたら、半分は創作でしょう？と言われ、
創作かもしれないけれど、とても素敵な想像の風にひゅるひゅるっと
吹かれ、むしゃむしゃとパフェを平らげた。

じゃあついでにとスーパーマリオをやっていく鮎川さん

旅までちょっと時間があるので、土浦に帰ってきて、
座禅を組みながらネットしたり、ふがふがふがと眠ったり、
長年使い道のなかったフリース生地でカリンバ入れを
適当にこしらえたりしていた。
旅には必ず本を持っていく。で、今回は鮎川信夫さんが訳した
バロウズの「裸のランチ」文庫版にした。
で、ふと、ウィキペディアで鮎川さんのことを調べたら、
結婚していることを家族にも秘密にし、連絡先を甥宅にし、
死ぬ前に脳出血で倒れた日も、郵便物を取りに甥の家に行き、
スーパーマリオブラザーズをやっていた。
という部分を読んで、とても素敵だと思った。涙腺がくしゃくしゃになりそうになる。
ひょこっと現われて、郵便物を取りに来たと言った叔父が
じゃあついでにとスーパーマリオをやっていく。
いい年してというか、もうかなり高齢なのに。
素敵なおじいさんだと思った。ちょっと森の妖精のよう。
それから、ヤフーニュースのプーチン氏の愛犬がお菓子盗み食いというのに、
きゅんと来た。かわいすぎ。全部食べちった。てへへ。である。