February 27, 2009

背負うだけでは物足りず、ものをぎゅぎゅう詰める

昨日帰ってきたら、ブランショのバックパックが階段の下に置かれていた。
夕食後、さっそくダンボールを開けて、背負ってみる。
ものをぎゅうぎゅう詰め込んで、背負って、その歓喜の重みを味わう。
15分ぐらい背負ったまま、うろうろしていた。
喜びの放浪。

そして、今日、帰ってきて、見つけたヨウチューブの動画。
何が良いのか示すことはできないんだけれど、
こういうのは大いに励まされるatトイザラスである。
それと、ちょっとカッコいい感じに仕上がったフレンチ・ラップ。

友人からフランス語で「その雑誌読んでね」って何て言うの?という
メールが来て、Regarde cette revueではないかと送ったら、
tuならregardeSでなくて良いの?というメールをいただき、
確かに二人称単数の命令形はいつもいつもSがつくかつかないか、
迷う。で、家に帰ってきて、あちゃー、私間違ったこと
教えちゃったか!?と思い、調べたら、Sがなくて、
「Sはありません。家で調べて下さい」とメールを送った。
返信がない。人生、こんなSもある。

投稿者 aikopa : 8:38 PM

February 24, 2009

愛すべきフリントストーン、けむりみたいな名前、眠ってばかりいる小説

先週末は実家に泊まって、春に旅に行くことを宣言してきた。約5分間。
その後は、みんなで川の字になって昼寝したり、ばたばたと晩御飯を
いっしょに作ったりして、むしゃむしゃ食べて、お菓子を小さく切って、
みんなで分けて食べる。とにかく、たくさんの種類の菓子を小さく切り、
分け合いながら食べた。
それがまた、フリントストーンのようで、この愛すべきフリントストーン。
じーん。と思う。

旅立ちのため、背負われるものを探す。
けむりみたいな名前のメーカーのナイアガラの滝のような名がついた
バックパックを買った。
色は延々と悩んで、結局夢に出てきたグレー。
最初はジャングルを思わせるグリーンが絶対いいと思っていたんだけど、
夢にまで出てくる愛着には、かなわない。かなわんわい。
あのグレーは、どことなくブランショを意識したということに
しようと跡付けの理由まで用意した。

そして、先週から読み始めたのが「眠りの帝国」。
スーツは一着しか持ってないのに、パジャマは20着持っているという
青年が主人公で、眠りの研究のために、眠ってばかりいる。
書き出した本も上手く進まないし、心ときめかせているソニアは
ストリッパーで恐竜好きだけど、なかなか相手にしてもらえない。
だけど、愛猫のふとした動作から催眠装置を発明して、小金持ちになるも、
誰かに追われる悪夢ばかりを見るようになる・・・というところまで読んだ。
ストーリーとして感動するかは別として、
大いに気になるモチーフがテンコ盛りだ。

投稿者 aikopa : 9:40 PM

February 18, 2009

ぶれていない、ねむくない、ゾッド・ワロップ

先々週から先週にかけて眠ってばかりいたけれど、
今週はとても快調だ。ねむくない。
図書館で借りてきたゾッド・ワロップを読み終わる。
裸のランチのような、タイタンの妖女のような、そんな小説かもしれないと
思い、どきどきしながら、一目惚れ後、手にがっと掴んでカウンターで
差し出すと、あちらの機械で簡単に貸し出しできるようになりましたと
言われたのは二週間前だった。
カポーティのティファニーで朝食をの抱き合わせとして、借りた。
カポーティの小説を読んで思い浮かべたのは、ハルキ。
そのハルキ的なのが、ハルキの方がもちろん後なのは分かっているけれど、
どうにも馴染めないと思ったのだった。
で、そのもやもや感を払拭させるゾッド・ワロップ。
エグナジンというドラッグの投与により、絵本の中の悪夢を共有
した心療クリニックの人々たち。悪夢に現実が侵食されてしまうのだけれど、
それを鬱々と語るのではなく、その鬱々とした世界もいつかは終わりが来る、
その終わりがこんな風に来るのはとても、感動的だと思った。

そして、先週末盛り上がったのは伊吹さんの発言。
郵政民営化に実は反対していたけれど、議決の際には納得して
賛成したという麻生さんの右往左往発言問題を受けて、
与党のみんなは、これから(麻生さんは)ぶれないようにしなきゃいけないと
口々に言ってるなかで、伊吹さんは違った。
みなさん、(麻生さんの発言を)ぶれていると言うけれど、玄人から見れば、
ぶれていないんです。と言っていた。
それ単体では、ただの屁理屈かもしれないけれど、相対的に見ると、
すごく面白い発言になっている。

投稿者 aikopa : 8:01 PM

February 11, 2009

たわしの川流れ、たわしわたしましたわ

たわしの川流れ
石の上にもたわし
かわいいたわしには旅をさせよ
能ある鷹はたわしを隠す
桃栗三年柿たわし
万事塞翁がたわし
知らぬがたわし
たわしわたしましたわ

ありがたい諺や故事成語を部分的にたわしにすると、
たわしが何だか何千年の時を越えて、旅から戻ってきたような
そんな愛着のある風情をたわしに感じてきた。
でも、それもどうかと思ったので、最後に回文に見せかけた
たわしを追記してみた。しっくりくる。

投稿者 aikopa : 8:21 PM
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