November 30, 2008

スイカから飛び出すナウマン象、そしてユリコさんに会う

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昨日作成したカレンダーのためのコラージュ。
スイカの舳先からナウマン象が歓喜の雄叫びをあげ、
ペンギンの叩く太鼓の上に立ち、
まるでオカリナを吹くWATASHI。
地平線に立ち並ぶ制服姿の人並みと彼方向こうの
虹色のイルミネーションがわたしらの船出を祝う。

角ちゃんがボンゴと名づけられた鹿のような動物の上から、
ジャンプすると、スイカの花からぱおーんと飛び出たナウマン象と
太鼓の前で呪文を唱えるわたしが召還しようとしたものは
何だったのか。黄色の蝶ネクタイをしたペンギンが太鼓を
ぽぽんと叩く。そのすべてが一つの環を描き、その環に
導かれるように大きく羽ばたくのはやはり角ちゃん。
というバージョンもある。これは、角ちゃんが写真を撮った。

そんなこんなでげっぽく。
金曜昼に会ったお父さんはやはりリュックサックにジーンズ。
そばを食べながら、清武町在京の会の愉快な宴の話を聞く。素敵。
そして、今日は突然のユリコさんの電話で、急激に落ち合う。
小一時間の指圧の後に。
晩ご飯前にマックでシェイクを頼む。トイレに先に行って帰ってきた時に、
ユリコさんもう食べた?と聞いたら、
スプーンを抜いて、なめた。と言っていた。ユリコさんらしい精確な描写。

投稿者 aikopa : 9:13 PM

November 23, 2008

光るマントヒヒが愛おしい

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昨日は角ちゃんとげっぽくカレンダー計画を推し進める。
その中で完成した一枚の途中のもの。
完成したバージョンは角ちゃんの肩に乗る空が羽根のように切り取られ、
山の上に座るエンジェル角ちゃんとなっている。
写真のバージョンは、羽根をどうやって切るかを試行錯誤する前に、
この前の配置はどうだったっけという中で置かれたもの。
一週間保管された紙が寒気を吸い込んでくるんとなり、
開放的な窓から差し込んだ光によって、大きく影が伸びる。
海小屋の後ろでアイスバーを食べるマントヒヒが実に神々しく光り、
みょーんと伸びる影がまた、愛着を沸騰させる。
中央の陰鬱だった角ちゃんもどことなく勇ましく見える。

投稿者 aikopa : 2:56 PM

November 15, 2008

おばあちゃんの腰痛からのメヌエットあるいはアルヒーブ、アルヒーブ!

朝起きて一階へ行くと、おばあちゃんが変な格好で洗面に立っていて、
どうしたの?と聞いたら、腰が痛くて曲げられなくて、顔が洗えないのと
言っていた。
そこまで痛いのは、とても可愛そうだと思って、晩ご飯、わたし、
作るよと言ってみる。
言ってみたものの、しゃがいもの皮むき中、ピーラーで指を切るという
失態を犯し、あまりの間抜けさ加減と久しぶりに慌てたので、
気持ち悪くなり、じゃがいもを二階へ運んだついでに、ごろんと
横になる。しばらく休んで一階へ戻ると、おじいちゃんとおばあちゃんが
二人でハンバーグを作っていて、私が怪我をしたというので、
おばあちゃんも休んでいられないとばかりに、しゃきしゃきと動いていた。

それから、土浦へ電話。
バンドエイドを張り替えて血が止まってないって言ったら、
おじいちゃんがバンドエイドはずすから血が出るんだって怒っちゃってさ、
という話をするとお母さんが笑っていた。
おじいちゃんは大抵むちゃくちゃな論理で怒っていたりするけれど、
昔はきっとお母さんは笑うなんてできなかったことだろうと思う。
夕飯が物足りなくて、ねぎと油揚げを入れたラーメンをこしらえた
ばかりの父に代わってもらう。
ニューヨークタイムズに契約したら、MP3プレーヤーをもらって、
5時間かけてクラシックの曲を500MB入れた。と言っていた。
それで何ドルか払って、一年間クラシックダウンロードし放題の
サイトに登録したらしいのだけれど、そのサイト名に含まれるarchiveという
単語をアルヒーブ、アルヒーブと言っていて、全然通じなかった。
通勤の電車で聞いているというので、クラシックじゃ全然聞こえないでしょう?と
言ったら、うん、聞こえないと言っていた。
聞こえないものを聞く意義がどこかにあるのだと思う。
そして、ラーメン伸びたい放題。

投稿者 aikopa : 7:55 PM

November 8, 2008

げっぽくカレンダー計画とスケルトンシート

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今日は久しぶりに角ちゃんに会って、げっぽくカレンダーを
作る。まだ完成には至らなかったけれど、とても楽しい時間を過ごした。
写真は幾重にも分かれた伏見稲荷大社の分かれ道の前で
デジカメを確かめる角ちゃんとその分かれ道を透明な鳥が透かし出し、
池の水面がゆらりゆらりと揺れている。
角ちゃんや私の写真を切って貼ってくっつけたりして、
数年前落ち込んでいた時期の角ちゃんが山をバックに
写っている写真の空を切り取って、山に小さな角ちゃん(のちに
絶好調になり、笑顔のもの)を座らせて、山際から
二十数年前の私とおねいちゃんが寄り添って、不安げな角ちゃんを
見守り、アイスバーを頬張るマントヒヒが林からぬっと顔を出す。
そんなコラージュ案を練る。大いなる未完成。
その他、さまざまの案を練る。
帰りに御茶ノ水の画材店でスケルトンシート(トレーシングペーパー)を
探す。探しながら、スケルトンシートと題された70年代テクノは
きっとこんなのだというのを二人で歌いだした。
ちょっとなまったイントネーションのスケルトンシートという声が、
リフレインする。
久しぶりに会った角ちゃんの携帯の待受けが発掘されたNHK杯の写真になっていて、
それが、宇宙を感じさせるのだと言っていたように思う。
デンコワさんとスタヴィスキー、今でも素敵な二人。

投稿者 aikopa : 8:21 PM

November 3, 2008

むたー様のいとこ

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土曜にむたー様のいとこみたいなHがもたーんとしている靴を買った。
こりゃあ、いいと思ったのか、今日は六本木の森美術館に行って、
上から吊り下げられた鳥とか文字とかぬいぐるみらしきものたちを
見てきた。
その後、閑散とした六本木ヒルズをふらふらしたものの、
ツァラに立ち寄り、服の並べ方の手ほどきをしている現場に出くわして、
ぴゅーっと外に飛び出したら、何だか乃木坂まで歩きたい気持ちにもなり、
でも、目的地が表参道なら、歩いて行けるんじゃ?と思ったのが
そもそもの間違いだったように思う。
どこまで行っても表参道っぽくならなくて、近所の餅つきの集まり
みたいなのにも出くわしたし、プードルの夫婦を散歩させている夫婦に
二回会ったりもした。
ちょっと本当に道に迷っていたように思う。
で、たどり着いた表参道にはくまんぽの店が消えてなくなっていて、
が、がーんと目的を見失い、むやみやたらに徘徊した。
そんな話を角ちゃんにメールして、
ここ(渋谷)に存在していることへの違和感、それは必ずしも
疲労から来ているものではなく
というところで止めると最高の気持ちの高ぶりだと思って、
もしかしたら、角ちゃんが続きを書いてくれるでのはないかと
微々たる期待も抱きつつ、送信したら、
疲労から来ているものではなく
で切れてるよ。というメールをいただいた。
ちょっとやっぱりそうだよね。と思った。

投稿者 aikopa : 10:31 PM

November 2, 2008

オリジナル手帳をこしらえるその続き

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先週末に引き続き、たわし、オリジナル手帳をこしらえる。
5月ピンク色毛布(滋賀にて)。
6月おいしそうな紫陽花。
7月遥か彼方に椰子の木。漂流した先の風景。
8月カラフルな服を着た角ちゃんが水槽とにらめっこ。
9月ピンクフラミンゴとその子供たち。
10月横浜の何とか埠頭みたいなところのガラス窓に映った動物のような金属群の丘で二人の人が出会う。
11月赤いオブジェの前を通り過ぎる自転車のおじさん(ドイツにて)。
12月赤い鳥居と黄色い肩のたわし(京都にて)。
そんなラインナップで来年を過ごす。

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投稿者 aikopa : 7:41 PM
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