October 14, 2004

ガスペジーに想いを馳せる

ここ数日、特に何をしているからというわけでもなく、
疲れてしまうのだった。

不可思議であるものの多くは、深い印象を私たちに与えてくれるのではないか。
理路整然としない、なぜそうなのか分からないそうした謎の多くは、
謎がないものよりも自然に存在している。
こうして私が生きている間、謎が私のまわりを渦巻いているわけだし、
そういう不可思議な空間に満たされる時、感じる何ともいえない充足感。
あれは一体なにものなんだろう。

とか何とか思っているのだった。
秘法十七に出てくるガスペジー半島について、調べていたら、
とても美しいサイトを見つけた。
けれど、「ロシェ・ぺルセがパイプオルガンにも似た船に見え、少し後方斜めから見ると、
間違いなくバッハの横顔に見え」たりはしなかった。
もうあれは本当に思い込みの領域じゃないか。
実際に行かないと分からないぞと思った。
だけど、この写真を見ると、幾分か「秘法十七」の風景描写を
美しく想像することができた。

投稿者 aikopa : October 14, 2004 10:15 AM