February 6, 2005
お腹もだんだんと調子を取り戻している
最近の私を書こう。以前買ったロルカの詩集をぼんやりと読んでいる。
そこで「自殺」というタイトルの詩の後半のフレーズを引用したい。
塔が一つバルコンから見え彼は
自分をバルコンで塔だと感じた
箱の中で動かない時計が
彼を見つめるのを見ただろう
白い絹のソファにもたれる
静かな自分の影を彼は見た
こちこちの幾何学的な若者
斧のひとふりで鏡を割った
割ると大きな影がふきあげ
空想の寝室を水びたしにした
ロルカの詩集を読んで、ほとんどの詩が私には
よく分からないのだが、この詩は私にとって、ふっと沸いて
きたように入ってきた。