November 13, 2005

発掘し、宇宙の道筋に想いを巡らす

おねいちゃんは、最近、DHAに凝っている。けれど、10回に8回は、
DHCと言っている。
別に私が教え込んだわけではない。
教え込んだわけでもないのに、DHC、DHCと言っている。

土浦に帰るとネットに繋げる。そういう状況が続いている。
で、今回土浦に帰ったのには、特に理由はないと言っておいた。
色んな人に。でも、おそらく理由を挙げるとしたら、発掘だ。
昔の記憶の発掘である。多種多様のメモ、アイディアの走り書き、
そして、井上君の作文だ。
井上君は変な人だった。耳たぶの気持ち良さを班日記に綿密に綴ろうと
する人であり、夏にホットコーヒーを求めて走り出す人であり、
インドア精神を貫きながらバスケ部だった。
その井上君の作文が、やはり今読んでも面白かった。
変わらずに面白くあるということ、それがおそらく十年経っても、
私の中で変わらずにある彼の文章なのだろう。
それを確かめるためだった。と言っても良いと思う。
美容院で頭を小さくされながら、ずっと井上君について想いを巡らしていた。
彼は変だった変だったと思っていたら、80年代のロック歌手みたいな頭にされていた。

それから、私の書いた数々のメモにも目を通した。
忘れてないものもあるが、大抵は忘れていた。
しかも分からなくなっているものもある。面白い。
コリオリの力について書かれた詩があったが、
コリオリが何だかもう分からなくなっていた。
何か分からないものの力に感動しているらしい私。
そして、その私の綴った詩が分からなくなってしまう私。
変な瞬間である。でも、そこには私が忘れてはならない何かが
あるに違いないし、私はその言葉たち、作品たちによって、
救われるべき道筋を辿っているらしいと感じた。

投稿者 aikopa : November 13, 2005 10:18 PM