August 26, 2006

「む」という暗号に導かれ行き着いた先にヤギ

今日も他の週と同じように焼いたパンを入れた袋をドアノブに
提げに行く予定だった。
でも今日はおねいちゃんが家にいた。在宅だ。
風邪で会社を休んだのだった。
頼まれた飲み物などを買って行って、ピンポンを押すと、
ぼわっとしたおねいちゃんがひょこひょこ出てきた。
パジャマのおねいちゃんだ。
洗った手をその背中で拭きたくなるようなパイル生地だった。
押し入れにハイジに出てくる白いヤギが追加されていた。
おねいちゃんはやはり風邪なのか?終始ころんと寝ころがっていたが、
色々と話をした。久しぶりだった。
あと、おねいちゃんはポストカードに色々メッセージを書いてくれていた。
でも署名がない。ぽうぽ。とかで終わってる。
でも、だからって、おねいちゃんよりとか書かれても、
JANAIYA!って感じだから、むしろ、そもそも?署名なんてなくて
いいのかもしれない。とも思った。

夕方、おねいちゃん宅を出て、国際フォーラムの広場でやっている
ネオ屋台村スーパーナイトに行った。
数日前から行きたくて、それはつまり私が大いなる孤独、
群衆との緩慢な一体感を味わいたかったからだ。
でも行ってみて思ったのは、そこでは誰しもが大いなる孤独を
感じているのかもしれないけれど、見かけ上、それは炭酸水にも
似たぽうぽうとした空間を作り上げて、数々の長蛇の列の隙間から
アラジンの夢のような音楽がパポペポポ〜と聞こえた。

投稿者 aikopa : August 26, 2006 12:21 AM