March 24, 2007
二名でお待ちのヨン様
確か、水曜にボウリングへ行ったときに、「さっきのアナウンス、
二名でお待ちの将軍様って聞こえたんだけど?」と言ったら、
ユリコさんは「私は二名でお待ちのヨン様って聞こえたよ。」と
言っていた。そんなことを思い出すと、腹がくねくねなる。
ただ空元気フル回転したところで、やせぎすのルンバを
踊りだしてしまうだろうけれど、踊るなら、
最高のルンバにしなくてはと思う。
あるいは日に日に蓄積していく恐怖に私は蝕まれているんじゃないか、
そうでなくとも、心労による酸欠で半ばへらへらしているのかもしれない。
電話越しにやつれてると言ったら、言わなくてもわかると言っていただいた。
やべぇ。言わなくても分かるぐらい、やつれてるのはあれだ。やばい。
目の下のクマの賑わい。
それから、確かあれはケロロ軍曹っていうやつだと思う。そのケロロ軍曹に、
励まされる。かわいいのかどうかちょっと疑問に思ったけれど、ちょっと泣きそうになった。
その後、やせぎすのルンバのことを考えて、それはきっと、シーモア・カッセルと
スティーブ・ブシェミがイン・ザ・スープで踊っていたようなやつなんじゃないか。
と思った。ロマンスから3キロほど離れた、ちょっと不器用なダンス。
それから、私はどうしたかというと、また久しぶりにフィンランドラジオの
ラテン語ニュースを聞き、ペッカネンさんの声を聞いていたら、
泣いてしまったのだった。意味が分からない。
けれど、こういう時は意味が分かることが重要なのではなくて、
おそらく、私の精神の波長がペッカネンさんの抑揚と交じり合い、
そして同調し、増幅されて、それで、泣いてしまったのだと思う。
ペッカネンさんはきっとそんなこともつゆ知らず、二週間に一度の割合で、
淡々とラテン語のニュースを読んでくれているのだと思った。