May 22, 2007

デニッシュの風、そして、たわしはてんてこ舞い

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そろそろ自分はたわしなんじゃないかと思えてきた。
脳みそがたわし。シャカシャカ、洗面器を洗う。
ぺんてるで、てんてこ舞い。
もぐらたたきのもぐらになったような感覚。ん?じゃあ、わたしは
だれに叩かれているのだ?
出たり、入ったり、出たり、入ったりを繰り返しながら、アクサンの付かない
アルファベットの上をたりらりらんと踊る。たわしだ。まさにたわし。

で、最近はというと、東京ミッドタウンにおねいちゃんと行って来た。
値札さえ、見ることさえ許されないような気がしたさえ。さえさえ。
そんな値札ばかり見ていたら、すっかり疲れてしまった。
それで、さあ、お茶でも飲もうと、買って座ろうとしたら、
あ、ちょうど良かった!今、空いたとこみたい。と言って、
きれいなおねえさんに席を取られた。
人生、そんなものかもしれない。ちょっとたわしは、ぼんやりした。
屋外のベンチでぴゅうぴゅう風に吹かれながら、姉がチョコデニッシュを
頬張るのを眺める。デニッシュのかけらが風に巻き上げられて、ぴゅうっと飛んでいく。
チョコも、ぽるっと落ちる。
おねいちゃんの口のまわりに、チョコレートが大量についていた。
いつの間に、おい、おねいちゃんはこんなにかわいく
なっちまったんだあい。おい。と思った。

写真は、おねいちゃん家に続く道で撮った木の陰。ステーキだった。

投稿者 aikopa : May 22, 2007 7:57 PM