June 30, 2009

ブルガリアでテレサ・テンを歌う

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無事帰ってきて、更新できなかった分を少しずつ。
灼熱のギリシャでAmazing Greeceと歌いながら、島へ行き、
アテネへ戻ったと同時に北上し、ブルガリアに入る。
首都を避け、山に行く。
川の流れのようにがとてもよく似合う風景、そして人々だった。
ブルガリア初日に家族に当てた名作メールを抜粋。

誕生日を迎え、27歳になりました、あいこです。
アテネの喧騒から離れてアエギナ島に行きましたが、
暑さと食糧事情の悪さ、しなびた野菜を高値で売るという状況から
脱するべく、念願の夢だった夜行列車に乗り、
ブルガリアの首都ソフィアの南に位置するバンスコへやって来ました。
ブルガリアではほとんどの場合、英語を喋ってもらえず、大変でしたが、
皆、親切な人ばかりで、列車の駅から乗ったバスでは、バスの乗客全員が
眠りこけている私たちに向かって、ここで降りるのよと言ってくれました。
ちょっとびっくりしました。
バスストップを降り、右も左も分からないまま、一本道をただひたすら、
歩き、歩き、歩きました。
ホテルの表示が出てからも、ホテルが見つかりません。
馬がいます。牛もいます。犬もいました。
人間が、いません。
入り口ではないところをひたすら、うろうろしました。うろうろしていると、
畑で農作業をしている老夫婦がいました。
おい!と呼ばれて、ホテルを探しているんですと言うと、
あっちの道だ、あっちの道と言われ、方向転換をし、歩いていると、
そのおじいさんが車でどこどこやって来ました。ここに荷物を乗せなさいと言われ、
車に乗せてもらいました。でこぼこ道をどこどこ走ってホテルまで連れて行ってくれました。
ブルガリアはとても良いところです。
ホテルの中のレストランで、有機栽培の取れたて野菜で作った
つぼ焼きチーズ茶碗蒸しのような料理を食べ、
二人でおいしいおいしいと言って食べました。
2頭の牛の搾りたてのミルクも、とてもおいしかったです。
まるで龍宮城に来た心地がします。でも、とても寒いです。
風がぴゅーぴゅーと吹いて、あたり一面が霧で覆われ、
遠くに見える山脈もうっすらと姿を消し、
幻想的です。

投稿者 aikopa : June 30, 2009 10:32 PM