July 2, 2009

ルーマニアの電信柱、そしてモルダウを歌ったハンガリー

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ブルガリアのを書いた後4時間くらいして、川の流れのようには、
美空ひばりの歌だったということに気づいたけれど、でも、文字列として、
ブルガリアでテレサ・テンを歌うというのはかなり良い響きだと思い、
そのままにしようと決める。

パラダイスのようなブルガリアの後、ルーマニアにたどり着く。
ルーマニアに入った途端、列車の速度が速くなり、草原に乱立する電信柱を
見ていたら、間違った発展を遂げたという雰囲気を感じさせ、電信柱の写真を
バシャバシャと撮る。
スーパーに大変恵まれた土地で、どこへ行っても大体スーパーがあった。
ドラキュラの町で有名なブラショフでレセプションが閉まり、宿に入れてもらえない事件が
発生し、結局泊まっている人に開けてもらって入れたものの、
角ちゃんとルーマニアは高速で駆け抜けようという話になり、
ユネスコの世界遺産に指定されているマラムレシュの木造教会群だけを見る。
世界遺産に指定されている割に、あまり観光客がおらず、帰りのバスも来ず、
乞食のような気持ちでバスらしきものが通るのを待っていた気がする。

そして、ハンガリー。

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ブダペストで食べたものは何でもおいしかった。
そして、物価も安く、健全に発展してきた国という雰囲気を持っていた。
美術館かと思って入った劇場のおじさんに道を聞き、しばらくすると、
その劇場から出てきた別のおじさんにその美術館はあっちだよと
教えられる。うちら、すごい話題になってるのかもしれないね。とか何とか。
その美術館では、バロウズとかトム・ウェイツとかボノとかビョークの写真を見て、
その向かい側にあった、無料で入れる小さな美術館があり、
ぐるぐると螺旋状に上っていくと小部屋に金色や銀色のオブジェがあって、
声がもわんもわんと響いて、モルダウを歌う。
角ちゃんと気持ち良くなって、退出。
写真は間違って入った劇場の前から見たところ。
何か不思議な構図になる風景だった。手前の木は日本庭園のように刈られていた。

投稿者 aikopa : July 2, 2009 8:53 AM