February 12, 2004

寂しいじゃないかまったく

おねいちゃん、見てるのー?

今日は寝まくった。わはは。
9時間寝てたのに、午前中ブランショの「望みのときに」を読み終えたら、
ぱたんと寝てしまった。
それから午後、「ヘヴン」を見た。
クシシュトフ・キェシロフスキ。確かそんな名前の人が、書いた脚本を
ラン・ローラ・ランのトム・ディクヴァ(???濁点の場所が不安だ)が
監督したもの。
以前、キェシロフスキ監督のトリコロールシリーズを見てきたが、
何だろう。とにかく私はこの人の純粋性が好きなんだぁと思った。
で、この「ヘヴン」という作品は、とても美しい作品で、いや、
本当に綺麗で、最近枯渇していたものを補給した気がした。
ケイト・ブランシェットとイタリア人男性の間がまた素晴らしく、
おおー、この間が好きなのだ、私は何やら感心してしまった。
特に、中盤の列車で逃走するシーンの、広大に広がる風景に
二人の対話がぽつぽつと浮かび上がる瞬間は、もう言葉を
失いそうになる。
トリコロールもとても綺麗な作品だったけど、この「ヘヴン」は、
キェシロフスキ監督が内包する故郷に対する複雑な感情は薄れ、
比較的幸せな作品だったように思った。

で、私はその映画を見た後にも、むくむく眠ってしまったのだった。
もう絶対眠れない。

投稿者 aikopa : February 12, 2004 10:38 PM