July 14, 2004
たくさん寝てしまいました。
塾には、方程式を解いてると、いつの間にか文字がなくなったり、
違う文字に変わる子がいて、こういう子はきっと
違うことが気になってるに違いないと思っただす。
へっちゃらだいという言葉を無性に思い出したくなる男の子がいる。
あと、ワークを取り出すためにバッグに顔ごと突っ込む小学生の女の子。
最近、あぁ、こういうのが足りなかったのか?と思ったのでした。
オートマティスムというのが、ある。自動記述と日本語では訳されている。
でも、記述するのは人間だ。人間が意識の検閲をいかに通さずに、
自動的に書くかというところを突き詰めていく。
卒論でシュルレアリスムについて書くことは決まっているが、
テーマが決まってない。テーマを決めなくちゃいけない。
でも、数日、テーマだテーマだと考えていて、思ったことは、
やはり、そういう考えを示すことに私自身、無意味だと感じている。
レアリスムであれ、シュルレアリスムであれ、表現されたものは、
大して変わらないのではないか。
どこで線を引くか、はっきりとした線になるまでには、
数多くの乱れたもやもやの線が、幾重にも重なる線があり、
私なんかはその乱れた線の絡み合いが美しいんだなどと思ってしまう。
つまり、はっきりしてない。不透明な、困惑気味の、難解なもの、
そういうものはそのままで良いんじゃないかと思ってしまう。
何かに光を当てるとか、ヴェールを脱がすとか、そういったことに
あまり興味ないんじゃないかと。
心のどこかしらで、謎は謎のまま解き明かされないままでいることが、
魅惑的なんだと思っているのかもしれない。
それで、そんななかで、私が声を大にして叫びたいこと。
きっとそれが私のテーマなんじゃないか。