January 17, 2005

みんな、何を着ていくんだろうか。

今日はくまくまと恵比寿に行った。
フランス料理をもぐもぐ。
小羊に寄り添った果てしないクスクスが、
大量のボソボソ感で腹を満たす。
クスクスを馬鹿にしたが、それに逆襲された気分だ。

帰りの電車は暑くて、気が気じゃなかった。
眠ったり、本を読んだり、ただ過ぎ去るのを待つ。

家に帰り、ぐらぐらと揺さぶられたのは、同窓会だ。
小学校の同窓会がある。ちなみに私は4校の小学校に在籍した。
かろうじて学校の名前は覚えているが、先生の名前も
大半の友だちの名前も忘れてしまった。
しかも、私はアンチ・セレモニー派でありたいと思っている。
というか面倒臭いのだ。七五三から始まって、すべての儀式という儀式を
いやだなぁという気持ちを抱きながら、やり過ごしてきた。
しかも思い出すという作業自体が、無理を強いられる。
かつて一度だけ同窓会に行ったことがある。
過去の記憶をそのままの鮮明さで反復しようとしたのが、
まずかった。ただそれを求めた悲しさだけがあった気がする。
私が忘れられているのは構わないが、
向こうのことを忘れてしまっているという事実が、
コミュニケーションの複雑化を生む。
でも、先生が来るらしいのだ。でも、先生の名前もよく覚えてない。
今だからこそ、分かったこと、今になっても分からないこと色々ある。
それを考えるための場かもしれないが、自分のあまりの記憶の不確かさに
自信喪失である。
私の中で同窓会の位置づけが曖昧なのがいけないのだろうか。

行く気はなかったのだが、おねいちゃんが卒業式に行くというので、
私も行くことにした。
メールを読んだときは、おねいちゃんだけが行くのか?と一瞬思った。
よくよく考えてみれば、受験の時も入学の時もついてきたのは、
おねいちゃんだ。ということを思い出した。

投稿者 aikopa : January 17, 2005 11:25 PM