July 29, 2005

ああ、お結びになりたい

今日はアテネフランセに行った。
バレエについて大学で学んでいる人がいるのだが、
その人にどんなバレエが好きなんですか?という質問をしたら、
マノン・レスコー(原作はアヴェ・プレヴォ―、フランス人。)と答えたところ、
先生がぽかんと、はて?という顔をして、知らないという。
知らないはずはない。フランスの小説だと言ったところ、
あ、勘違いしてた。
という。
どうやら、ジュリー・レスコーというフランスの刑事ドラマと勘違いしたらしい。
刑事ドラマ風のバレエをぼんやり想像した。
そして、マノン・レスコーのような不倫文学は、小中学校では習わないし・・・。
というようなことを言っていた。

何がなんだか分からないが悲しくなり、渋谷を放浪し、
エルモと毛布の大冒険を買いそうになり、ぐっとこらえ、帰宅し、
ねむたいのだけれど眠れずにただ、横になっていた。
気づいたら6時を過ぎていたので、もしかしたら寝ていたかもしれない。
それから、百間の阿房列車を読む。可笑しい。
百間先生とヒマラヤ山系君の珍道中である。
鹿児島の方に行く話で、途中の食の描写にじゅるじゅる。
お結びとか佃煮とか、決して豪華でないにしても、旅のお供として、
くぅーと来るものがある。ぼんやり、お結びを折り目正しい米粒を
想像するのだった。

投稿者 aikopa : July 29, 2005 11:28 PM