August 2, 2005

活字のあいだを放浪する

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買うな買うなと言われると、買ってしまうのかもしれない。
買うな買うなと言った輪ゴムをこの前、おねいちゃんとこに行ったときに
戴いた。カメとかイヌとかネコとか分かる形がほとんどだが、
一つだけどこをどう見ても何にもならない形のがあった。
あれは一体何なんだろう。分からないから来る気持ち悪さがあった。

先週はおねいちゃんとこに行き、フジロックに行き、青山〜渋谷間を放浪したり、
色々と忙しかった。
百間の阿房列車を読んだ。「ちッとやそッとの」というフレーズが頭から離れず、
ちッとやそッとの、ちッとやそッとの、と今にも踊り出しそうになっていた。
バロウズのソフトマシーンと読んだ後に、川端康成の伊豆の踊子を読んだのだが、
何が何だか分からないうちに主人公と踊子は別れてしまった。
けれど、文庫に収められている他の短編も読んだのだが、
芸者?が7人以上出てくるともうお手上げである。
誰が誰だか分からない。お雪とかお絹とか、お滝とかみんな、そんな名前。
バロウズのソフトマシーンはというと、カットアップ三部作のうちの一つで、
他人の文章と自分の文章を切ったり貼ったり、折り込んだりした作品である。
確かに色々人物は出てくるのだが、みんなやってることは同じなわけで、
いちいち認識するのが面倒なのでやめた。
終盤にある緑色の描写が、これはもしかしたら、綺麗かもしれない。
と思わせる何かがあった。ただ終始うんちを食べていた。
そして、ニーチェを読み始めた。ツァラトゥストラの序説を読み、
偉い人が眠るためにはこうするべしと唱えているところを読んだら、
ねむくなって寝た。ねむってばかりいる。

投稿者 aikopa : August 2, 2005 5:04 PM