January 6, 2006

オラファー・エリアソンの光とか影とかの展示

原美術館のオラファー・エリアソンの展示を見てきた。
真っ暗な部屋に、スクリーンに映し出された木々の風景があって、
でも所々ぼんやりとピントがぼけていて、私は初め、これは、今に
動き出すんじゃないか。と思って見ていたものだから、
とても怖かった。何かそこに映し出された風景が、私の視覚を通して
何か他の怖いようなものに変化するように感じたからだった。
その作品は、カメラ・オプスキューラというカメラの原理から
着想されたものなのだが、スクリーンに窓の風景が上下逆さに映されていて、
空が下にあったものだから、何か違和感を感じたのかもしれない。
でも、その仕組みが知らされる前の、その感情の高ぶりというか、
そういう得体の知れない気持ちを抱くこと、それが印象的だった。
あのスクリーンの奥の窓を覗くまでの、あの何とも言えない時間を
今日は一日中反芻していたように思う。

帰りに、おねいちゃんの寝るまで用の防寒具を方々探し回って、
結局リバーシブルのフリースを買う。できれば手頃な値段のガウンを
買いたかった。途中、カバとかゾウとかトリとかそういう動物が、
ちっちゃく行列を成しているパジャマを買った。どうやら安売り?
新年は明けたけれど、中国ではまだ正月は来ていない。

投稿者 aikopa : January 6, 2006 11:10 PM