March 8, 2006

盲目の豚の肉は今でも私を魅了する

先日、友人と会った時に、凹んだ凹んだと言っていたら、
デッパレデッパレと励ましの言葉をいただいた。

何がメンタル的に辛いのか私が認知する前に、
もう身体は反応を示している。
ずっとそういう性質を保持したまま、大きくなってしまったのだが、
今日もまさにそんな日で、私は訳の分からないうちに、
気持ちが悪くなり、駅から自宅までの道のりを、
牛歩にも似た速さで進む。途中、立ち止まり、
うずくまる。なるべく人目につかないところで。
今までは、というか、私の記憶の範囲では、
頻繁にこんな調子の悪さを示すことはなかったし、
まるでこれじゃ貧弱な人じゃないかとは思うものの、
どうすることもできず、ただ私がこの状態に飽きる、
あるいはすべてが忘却に帰する以外、
これは続くのかと思うと、何だか途方もない気持ちになり、
もうすでに私は飽きてきているはずなのだ、
その証拠に私は着実に忘却へと突き進み、
言葉から意味が剥がれ落ちていくのを感じている。
たとえ私が納得できないものであっても、私の軌跡を
辿れるように、詩をあるいは言葉を残す必要があると思った。

投稿者 aikopa : March 8, 2006 8:19 PM