May 9, 2006

夢の中でスーダンスーダンとうなされていた。

もうかれこれ三日くらい会話をしていない。
でも、声は発しているし、歌だって歌い放題だ。
一日の中で聞こえる自分の声の大部分が歌になり、
そうなってみると、自分はこんな声をしているのかと思ってしまった。
ただ四六時中、脳内で言葉が巡り、しばしば世界との境が曖昧になる。
そして、誰とも会っていない日の方がおそらく、寂しくはないのだ。
そこには寂しいという概念が希薄であるか、あるいは、
ひとりでいて寂しいと思っている自分は、少々浪漫主義的な気がして、
寂しいという感情がすっと沖の方へと引いていってしまう。

そして私はひたすら勉強をしているような気もする。
何かこんなに、ただ一つのことに向かって、何かをずっと
朝から晩まですること自体、自分には程遠いように
感じていたけれど、いざそれしかすることがないと、
それしかしないものなのかもしれない。
何だか空だ空だと思うような気もするけれど、何の実感も
湧かないので、地下鉄の中で私は本を読み、
アリクイさんに算数を教えてもらったことを考えていた。
アリクイさんは、かんぴょう巻を使って分数の計算を教えてくれたの
だけれど、結局かんぴょう巻はぐしゃぐしゃになってしまい、
分からなくなってしまったので、二人でちらし寿司にして食べた。
っていうのは面白いんじゃないかと思う。

投稿者 aikopa : May 9, 2006 10:32 PM