October 3, 2006

そしてセーに至る

日曜は、おねいちゃんいきなりのリクエストで、
ディズニー・シーに行く。フランス語だとディズニー・セーだ。
とか思ったが、seaがセーなわけない。
私は今まで遊園地っぽい場所では、部外者感を否めなかったけれど、
姉に案内されるがままに、並び、乗り、並び、乗り、歩き、乗った。
水の上をぐるぐると回ったりする乗り物に乗りながら、
17人だったり23人だったりするビリー・ミリガンの話をしてくれた。
360°サラウンドに回転する風景と、時折方向転換するための、
ガコンという音を聞きながら、ビリー・ミリガンの半生を振り返る。
こんなセーは、良い。きっと。
野外のミニ・ローラーコースターみたいなやつは、遠くを見るんだと
言われるがままに、ぼんやり眺めていると、おもしろかった。
ちょうど良いスピードで風景がしゅんしゅん流れていった。
思い出そうとすると、自然にスローモーション再生になる。
半分眠ったワイドスクリーン・ビジョンの中で世界がぐるぐる回転する。
クラゲみたいなのでふわふわ上下するやつとか、蝋人形風のインディが
案内するトロッコ風アドベンチャー、安全ベルトを締めて乗ってきなと、
メキシコ人?のパコが言ってくれた。最後の挨拶はアディダース!
帰りにリゾート・ラインの窓から、工事現場の骨組みの奥に、
遠く、不自然な火山がそびえ立つのを見た。

その後の私。
世界全体がねむくてねむくて仕方がない。セー。
クムタから遠く離れて、ねむりらっこの日々。

投稿者 aikopa : October 3, 2006 4:37 PM