October 20, 2006

トリュフ太郎。そして、うすっぺらな靴下。

アモーレス・ペロスを見た。
メキシコ。ペロってたぶん犬。
ガエル・ガルシア・ベルナルが出てる。
バカみたいに、にぱっと笑っていた。
途中まで天国の入り口、終わりの楽園?
そんなタイトルの映画だと勘違いしていたので、
ん?旅には出ないのか?ん?いつ出るんだ?と
思いながら、死にゆく犬、犬、犬を見ていた。
3つの話が交差点で交錯していくのだけれど、
どれも情熱的な部分が排除されて、けもの的で、
でもどこかで人間に戻りそうになっている。
何も解決しない、でも生きている。
ずっとそんな感じだった。
見終わった後に、アモーレス・タロスっていうパロディを
書きたくなった。誰も死なないし、犬ばかりがむぐむぐ出てきて、
そのうちに色んなことを忘れてしまう話。

クムタの話は遅々として書いている。けれど、何を思ったのか、
木曜に友人と喋っているうちに出てきたアイディアをもとに、
ヌーボーロマン風の小説『トリュフ太郎』を書き始めた。
超自信満々でおねいちゃんにメールしたのに、朝起きて、
見てみると、そうでもない。ということに気づいた。がくーん。
でも、たぶんこれも書くことには意味があると思う。
私が何十回とおねいちゃんに語った話が筋になっていて、
私はとても、確か、懐かしい気持ちになったのだと思う。

そして、明日はランドに行く。
ランドに行くからにはとおやつを買った。
コニャック入りのチョコレート。
中学生の時によくユリコさんが買ってたやつだ。

で、帰ってきて、布を切って、アイロンで布を貼っつけた。
はぎれとなった細長いフリースに愛着が沸き、
仲良くなった。名前はまだない。
この前買った黒いふもふもの靴下は、見事に毛がもさもさ抜けて、
凹んだ。あんなに喜んでいたのに、一回でもう底がうすっぺらだ。
うすっぺら。かなぺい。

投稿者 aikopa : October 20, 2006 8:26 PM