April 24, 2007

忘却の彼方で石臼になる

ゴールデンウィークにおねいちゃんが帰ってくるので、部屋を
移動することになった。ということは、おねいちゃんは知っているだろうか。
朝、パジャマの上半分を着替えたところで、下が薄いももいろのパジャマで、
上が白いふもふものフリース、こ、これは、なんだ、
むーむな感じの人になってしまった!と思い、写真をおねいちゃんの携帯に送る。
それで、まぁ、部屋の片付けをしているのだが、フィギュアスケートのビデオがある。
ぼこぼこ出てくる。で、一つ一つの大会の結果を見て、それをメモして、貼り付けようと
思い、調べているうちに、いろいろなディティールが蘇ってきた。
ロバチェワさんの名前をすっかり忘れていて、ロバチェワ/アベルブフって誰だっけ?
って思ったけれど、いくつかの大会の結果を見ていたら、あ、あ、あ、と
2002年の世界フィギュアで逆転優勝した時、走っていってアベルブフに抱きつく
ロバチェワさんを思い出した。それから、ジュニアのティモチェンコ、当時、かなり、
気に入っていたくせに、すっかり、忘れていた。彼は小林一茶が好きだと
言っていたが、ロミオとジュリエットの音楽に合わせて、
石臼のような動きをしていた。
あと、ドロビアツコ/バナガス組。バナガスさんの「おはようございました」は、
つい最近、思い出したばかりだった。そうか、彼はバナガスだったか。
なんだろう。よくよく思い返してみると、上位の選手ばかりが記憶に残っている
というわけでもなく、表彰台に上がったり、上がらなかったりするような、
でも、とても素敵なエピソードを持っている選手のことを、
私は、ずっと応援していたように思う。
ポイキオさん、ポイキオさん、ポイキオさん。ポイキオさんの名前を見るたびに、
なぜ、こんなにうれしくなったんだろう。
結局、捨てよう捨てようと思っていたくせに、なんだか素敵だったことばかり、
思い出して、捨てるのか本当に迷ってきた。

投稿者 aikopa : April 24, 2007 12:44 PM