July 15, 2007

むたー様に似たかたち

おねいちゃんの赤ちゃんが、お地蔵さんのような顔をして、
寝ていた。
彼女はうんちをする前に、宇宙に手旗信号を送る。
ミルクを飲んだ後に、げっぷさせるために、背中をさすられると、
すごく真剣な顔をする。普通の大人が背中をさすられている時とは
全然違う。腹の底から込み上げてくる感情を真剣に受け止めようと、
空を見据え、うぇっと息を吐く。
しゃっくりもする。あれは本当に可愛くて、涙が出そうになる。
えっく、えっくと手や足や身体をぴくつかせながら、今、自分の身体に
何か異変が起きていて、えーと、えっく、困った、えっく、
えっく、と辺りを見回していて、可愛い。

ぺんてるから長いメールが来て、細かい質問にいちいち答えているうちに、
むかついてきた。むかついた自分に腹が立ち、哀しくなる。
そんなタイミングで角ちゃんからメール。
太平洋の向こうに角ちゃん。わたしが彼女の誕生日のために書いた
メッセージを何度も読んでくれたという。ほんとうにうれしい。

おねいちゃんがミルクをやっている隣で、パンの本を眺めていて、
∩のかたちをしたパンがあって、なんか、このかたち、なごむーと
言ったら、あ、むたー様に似てるね。と言われ、そうか、
いつもわたしがその狭間ですやすやと眠っておるかたちでありましたか。
と思った。

投稿者 aikopa : July 15, 2007 1:41 PM