September 11, 2007

カリンバ、なんでもない感情のはけ口としての楽器

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悲しいとか嬉しいとかそういう感情が判別できなくなると、
自分はリンパ腺が腫れたり、お腹が痛くなったり、
それに準じるような体調不良を引き起こすのだろうと思った。
ブランショを読む片方で、わいわいわいと騒ぐ。

ねむる前に角ちゃんと話す。その話した内容が何であれ、
わたしは心地よい時間を過ごしているという気がした。
今、わたしは琵琶湖の近くにいる。
アートフェスティバルのお手伝いに角ちゃんから誘われてやってきた。
日本家屋で作品を展示する。
薄暗く、光を柔らかく取り込んで、とても沈静な気持ちになる。
こんな闇に包まれたいと数年前から思っていたのだと思った。
泊まっているアパートの近くに学校がある。
吹奏楽の練習がぷぽぽーぱぽーと聞こえる。
チャイムがなる。
何度も先生に呼ばれている大ちゃんがいる。かわいい。

今回、ここに持ってくるか迷っていたけれど、持ってきて本当に良かったと
思うものに、カリンバがある。窓を開け放して、ティンパントンと鳴らす。
薄暗闇の夜に弾くのも素敵だった。
カリンバになんでもない感情が乗っかって、空気に溶けていく。

投稿者 aikopa : September 11, 2007 11:47 AM