November 23, 2007

ファルセット・デルデルに元気を吸い取られる

昨日まで読んでいた恋愛小説の登場人物はデルとオースティンだった。
デルが女で、オースティンが男。
でも、私はすぐにどっちが女だったか男だったか忘れて、しまいには
男同士みたいに勘違いする始末だった。それはなぜか。
ミカエル・デルヴェロワという男の先生がいる。みんなでデルデルと呼んでいたので、
その人のことを無意識に思い出してしまっているのだろう。
そして、オースティンの方はというと、ジェーン・オースティンだ。
読んでいる最中に性別が入れ替わる。面白いが、何度もあれ?
女の方か?などと再発見を繰り返すうちに、半ばどうでも良い気持ちに
なったのは言うまでもない。

ただ思うのは、女性作家の描く女性や男性には、多少無理があっても、
何か理解しうるものがあるのは、やはり私が女だからなのだろうか。
でも、未だに出てくる男性がみな、ハンサムでマッチョなのには馴染めない。
おそらく私が読んできた多くの男性作家の小説の男性がハンサムでマッチョな
わけではなかったからだろうと思う。やはり、男性作家の小説の中で
描かれる男性の方が、明らかに魅力的なのだ。

投稿者 aikopa : November 23, 2007 9:03 PM