July 16, 2008

タカトキテ、タカツキシ、そして素敵な夜

仕事も決まり、また働き始めたのだけれど、何だか欝になる。
一見不満がないように思う環境ほど、戸惑いを感じるのはなぜなのだろうか。
堀江敏幸さんの本で書かれていた、ワインの瓶が水の中で割れても、
しばらくはワインが瓶の中にとどまって、以前の形状を維持しようとする瞬間がある。
というような箇所を思い出す。
たとえ割れてしまったかもしれなくても、形状がぐにゃぐにゃになってしまう前に、
形を維持しておくことだってできるのではないか。
そして、だうだうと間違える日々。

残業がないことを良いことにせっせと夜遊びに行く。
今日はおねいちゃん家にジョナタンとおじゃましに行った。
エレベーターのところで、りょうたろうさんと落ち合う。
まず一声がアイム、ニンジャとりょうたろうさん。
わらってしまった。ジョナタンも苦笑い。
マイファーザー・イズ・侍。とか「知ってるフランス語を思い出した」、
と言って、ラハックドゥトヒオンフみたいな感じに発音するものだから、
ドイツ語の1フレーズかと思ったけれど、L'arc de Triomphe凱旋門という
単語だった。フランス語を大学でやっていたと言って、
メルスぼーくーを連発する私の義兄を見ていたら、
今、わたしは今まで見る機会がなかった
りょうたろうさんの素敵な面を見ているのだと実感し、
とても楽しい気持ちになった。わたしとジョナタンがいて、
姉とりょうたろうさんがいて、そこでみんながおねいちゃんの
料理を食べて、しゃべって、笑って、
そのかたわらでちーちゃんがだあだあ言っている。
とても素敵な夜だった。

投稿者 aikopa : July 16, 2008 10:51 PM