July 30, 2008

ヘルペスと風邪の二本立て

ヘルペスになったかと思ったら、週末に風邪へとクロスフェードし、
結局一週間ほど寝たり起きたりしていた。
途中で土浦に帰る。
ヨーグルトの中に果物を切ったのをぼこぼこと入れ、メープルシロップを
とぷとぷ〜とかける。美味い。これが美味くて、ほっぺたが幸せになる。
おねいちゃんが一時期、何を話しても、かぼちゃにメープルシロップを
かけると美味いとか、何とかにメープルシロップをかけると美味いとか
言っていて、おねいちゃんてばもうと思っていたけれど、今なら、
今なら、おねいちゃんの言っていたことがよく分かる。
あのヨーグルト、メープルシロップがけは本当に美味かった。

で、寝たり起きたりしている間に私の行ったことちらほら。
ヴォネガットの母なる夜を読む。池澤夏樹訳。
ヴォネガットの文章のせいなのか、訳者が違ってもさして変わったという
印象が少ない。
病院で処方された薬を待ちながら、ぼんやりと水戸黄門を凝視する。
なんだか騒がしい物語だと思う。
もやしという題名の椎名誠の本。帰った時に読んでいるから、
もうずいぶん長いこと読んでいるとも言える。同時収録モズクというフレーズにやられる。

結局のところ、幾度となく寝たり起きたりして、思ったのは、
わたしの生活から物語性が失われること、そして、
誰をも笑わせない日々の繰り返しによって、GPSが働かなくなるのではないか。

投稿者 aikopa : July 30, 2008 9:22 PM