February 28, 2004

学園祭の前日を

今日は、みんな忙しそうだったので、1人で帰った。
駅までの道のりを歩きながら、ふと思いだした。

押井守の「ビューティフル・ドリーマー」の世界・・・深夜コンビニへ買い物へ出る場面。終電・終バスで買える場面。今が夏なのか、冬なのかわからない温泉マーク・・・まさか、自分が同じ体験をすることになろうとは思ってもみなかったけど・・・;

とにかく、この話には、納得の出来る「終わり」がない。何故か?
冒頭でみんなが言うセリフ
「今日が終われば、明日は学園祭の前日なのだからな。」
しかし結局、学園祭当日は、描かれることはない。ずっと、「学園祭の前日」という日を繰り返す。
その不自然な時間の流れを、「夢」と説明していた。そして最後には、その「夢」を壊して、「現実」へ帰る。
この「現実」は、何を指していたのだろう・・・?まだ、分かんないや。

・・・作品の中には描かれていなかったけど、「現実」に帰った時には、たぶん10年以上の歳月が流れていて、悲しいけどみんな忘れてるんだろうなぁ。自分では今のままで良いような気もするけど、どうなっちゃうんだろうな・・・;きっと、浦島太郎の気持ちとか分かるようになってそうでイヤだ。

投稿者 hiro : February 28, 2004 1:04 AM